巣鴨地蔵通をゆく

エビス参 西巣鴨にて

 金曜日からの三連休を前に、前日も禁酒したことだし今夜はどこへ行こうかと思案しながら仕事場で出勤後に用を足していると、ブルブルとポケットに入れた携帯電話が振動しました。手を洗ってからデスクで携帯をチェックすると夜のお誘いメールがぽぱいさんからやって来ていました。どこに行こうか決める前でしたし、断る理由もあるはずも無く、1も2もなくOK。行き先は巣鴨ということです。するって絵と、例の件だなぁと思い当たる節もあり、そそくさと仕事を片付けて都営三田線で西巣鴨まで馳せ参じました。

 にこけんメンバーの中でも最古参メンバーであるyochyさんが関わっているという居酒屋『エビス参 西巣鴨』さんです。西巣鴨からの地図をプリントアウトしながらも、線路と踏み切り、そしてそこに交錯する道路に翻弄され、きっともっと近道があるんだろうなぁと思いつつ遠回りして遅ればせながら参上した。そこには既にぽぱいさんと共に蒼龍さんも顔を揃えていらしてプチびっくり。秋口とはいえまだまだ肌寒さを感じる様子も見せない9月末に飲んで以来ですからすっかりのご無沙汰。でも、こうしたブログでのつながりで皆様のご活躍を拝見しているので、満更一からの近況報告なんぞ必要も無く、すぐに先日の記事のネタから話がすんなり入っていける、そんな間柄なのです。ん?これは一方的過ぎるかな。


 ぽぱいさんはお店の御主人と仕事の話をしているので、しばし蒼龍さんと話をしていましたが目の前には既にこれだけの料理が並び、カラカラに乾いた喉を潤すべくホッピーが進みますねぇ。一杯目もすぐに飲み干してしまい、中を頼もうかとそぶりを見せると、それをすぐ察知して笑顔でお出迎えの店員さん、なかなか気が利きますねぇ、感心、感心。これってとっても重要なことなんですよね、お店にとっては。下げ物をしてもちっとも回りに気を配らないで帰ってしまう店員がいたりして頼むタイミングを外すと、まぁいいかと次の店に行きたくなったりするものですが、言わずともそこに中ですか、なんてササッと近づいてこられるとついつい頼みたくなるというのが人情というもの。

 
 仕事の話も終わってさて本格的に飲みに入ります。三人で乾杯を済ませて、この後の打ち合わせ。正月頃でしたでしょうか、タカ&トシ、そして温水氏がメインで、一つの沿線をめぐる番組で出て来た『庚申酒場』といううのがありまして、そこへ行こうという話しだったのです。ワタクシもTVで見て非常にそそられるお店でしたから異存があろうはずも無いのですが、19時開店ということでここでゆっくりしている訳にも参りません。しばらく話をしているとそろそろ良い時間だということなので、移動することになりました。
 お会計を済ませて外に出ると、先ほど来た道を戻るかたちで、庚申塚の交差点から見える昭和歌謡と書かれた中華のお店の隣りにそのお店、庚申酒場はありました。しかしお店は回転時刻といわれる19時を過ぎていても明かりが灯る気配が無くこの日はお休みなのか、残念な結果になりました。

 そこで待っていても仕方が無いので巣鴨地蔵通商店街を歩いて巣鴨駅方面に向かうことにしました。ワタクシ、就職活動で一度だけ巣鴨の駅に降り立ったことはあるものの、駅前だけでしたのでここら辺は未踏の地なのです。しかし、一度受けた会社なのに名前は思い出せないのが残念というか、思い入れが無いんでしょうなぁ。

 よくTVで取り上げられているとおりに、洋品店といいますか、赤い下着が本当に大々的に売られていました。夜の帳が下りてきているので、どんどん閉まっているのか開いているお店が煌々と辺りを照らしています。昼間はきっと全く違った光景を展開しているのでしょう。
 とりあえず駅前まで来ましたが、ぜひ入ってみたいというお店も見当たらないので、道中自然発生的にこのメンツだと田端へ行こうかと言う事になりまして、巣鴨駅から二つ先の田端へと移動したのでした。