ラーメンたべたい/矢野顕子

 先日YouTubeを見ていて偶然見つけた映像。音楽の根底をなす低音が大好きなワタクシ、ベース耳だということが音楽好きの1019さんと話をしている上で判明したのですが、ベースプレイを動画で見るのも楽しいものです。ひと頃はもっさりした動作でスムーズに見られないことに苦痛を感じていたYouTubeですが、最近ではかなり改善されてきまして、音源も映像も良くなってきましたね。
 さてエレクトリックベースの巨匠で、Anthony Jacksonという方がいまして様々なR&BのアルバムやSteely Danなどのセッションでもプレイしています。はてどんなプレイだったかなと検索していますと、本日のタイトルの曲に出食わしました。
 邦楽にはトンと興味がないワタクシですからそれほど期待もせずに見ることにしました。矢野顕子嬢のこの曲はどういう訳だかそのタイトルの強烈さに存在自体は知っていましたが、改めて聴くのは初めてです。

 タイトなリズムを刻む白人のドラムスはCliff Almondという方だそうな。この人も調べるとジャズがベースの人のようで、なるほどAnthony Jacksonと渡り合うだけあってなかなかのやり手ですねぇ。Anthony Jacksonはもう一音目から存在感ばっちり。途中Keybordとピアノの音が少し載せられるだけでそこに矢野顕子嬢のVo.が乗って、構成されるというのにこの圧倒的な完成度、恐れ入りました。後半はもう殆どジャズトリオの感じですね。歌っている内容は結構ハチャメチャで(本当にラーメンにまつわる思いというか)、演奏しているAnthony Jacksonもなにか口ずさんでいるような映像ですが、歌詞は本当に理解しているのかなぁ(^_^;)。とにもかくにもものすごいライブパフォーマンス見させて頂きました。