網走で昼食

握りの数々@網走

 飛行機は遅滞なく到着し、迎えに来ていたGさんとも無事に合流。早速車に乗り込んで女満別空港を後にします。時刻はお昼すぎ。朝からほとんど食べていなく、ビールを飲んでいたのでどこかで食べたい気分。常呂へ向かう道中にはあまり食べるお店がないので、最寄りの街の中では大きい網走(昨年末時点で4万人弱、常呂は町が廃止になり北見市に合併、最終時点での人口は5,000人弱)に立ち寄ろうかと言うことになりました。
 まず連れられて行った先は、スープカレーのお店。内心スープカレーはもとより、カレーという気分ではなかったのですが、あいにく(個人的には嬉しいことに)スープ切れのためスープカレーは出せないというお店の人の申し訳なさそうな言葉に見送られながら次のお店に向かいます。
 向かった先はベストのお店ではないが、との断り付きですぐ近くの小洒落た回転寿司。『鮨ダイニング 月』というお店。寿司のノボリがなければ、何のお店なのか判らないほどのモダンな作りです。


 エントランスも広くて、東京ならばそこだけでもお店が開けそうなぐらいのユッタリとした作りで、さすがは北海道、という感じです。



 小上がりというか、掘りごたつ式のテーブル席に通され、タッチパネルが設えてあり、なかなかに近代的な作りになっています。メニューも豊富で、近隣の海で捕れたものばかりではなく、様々な魚の名がありますが、ここはやはり地の魚で行きたいものです。Gさんは修行中とはいえ漁師さんですから、そこらへんは間違いのないチョイスをお願いします。

 とりあえず軽いツマミに、イカゴロのルイベ¥315。イカのワタとエンペラ、足などをワタ(北海道ではこれをゴロといいます)と醤油、味醂などで味付けしたものをイカの身に詰め直して、軽く凍らせスライスしたもの。これはなかなかいいツマミになります。

 ほとんど同時に出てきたホッキ貝の酢味噌和え¥231。ワタクシ、そういえば北海道では貝類が好きで好んで食べていたのがホッキ貝。これも値段以上のたっぷりしたボリューム感。

 寿司は色々と注文しましたが、この日の白眉はこの生ホッキの握り。もちろん二人前ですが、これには久々に衝撃を受けました。関東出身のマスターももちろん初洗礼を受けて満足そうです。どうせこれから夕方には飲むので、と軽く済ませる予定でしたが、何のなんの、北海道の食は始まったばかりで箸を止めることは出来ませんでした。