モンスターと言われる時計

 いやいや、実に久しぶりの飲み歩きやCDの購入記録以外の記事更新でございます。
 ほぼ一ヶ月前のことではありますが、久し振りに腕時計を購入致しました。以前時計が好きで最初の就職先は時計店でしたからね・・・(遠い目)。時計はいくつも持っていますが、クォーツ式のものは電池切れだったり、防水タイプのものが数が限られていること。なかなかうまくいかないものです。
 事の発端はそれまで仕事用に使っていた時計のウレタンバンドが切れてしまったこと。この時計はマイナーな時計ながら防水性能は500mと十分な自動巻き。しかしどうした訳なのか秒針の動きを眺めているとヒョコンとスキップする瞬間があり、精度的にもかなり怪しいのです。大体一週間で二分以上は進んでしまうという曰くつきのものなのです。
 そして一ヶ月ほど前のある晩に洗い物をしていると、腕から何の前触れもなく腕時計が落下。シンクに落ちただけなので破損は真逃れましたが、これのウレタンベルトの交換は一度経験済み。22mm幅というのは特殊品で結構値が張るものです。それと前述のような症状があるのでOHも含めるとなると15,000円からの出費は覚悟しなければならないでしょう。
 となると、安物の時計が買えるくらいの金額ですから以前から考えていたこちらを思いついたのです。

 自動巻きで200m防水、スペック的には必要にして十分です。大体水仕事をしていると、以前時計店に勤めていた折に教わったのは、やはり最低100m防水は必要とのことでした。時計の防水テストは静水に沈めて加圧ということが行われるそうですが、実際の水仕事では竜頭位置に直接水が当たるという作業も当然のように行われるので、そういう意味では高い防水性能が必要なのですね。当然ながらきちんと竜頭がねじ込まれていることが必要条件なのですが。

 アマゾンに発注し翌々日には手元に届きました。送料込みで¥14,700と格安。ワタクシの腕は比較的細いので後日近所の時計店でコマ詰めをしてもらいましたが、それも500円と廉価。
 手持ちのRolexのシードゥエラー(16600)と比較しても遜色のない全体の作りと仕上げ。これでこの値段なら文句なしです。高級感は微塵も無いですが(^_^;)。クッキリしたオレンジの文字盤に、ブロードアローと呼ばれる太めの針、見やすさは抜群です。以前からこういったオレンジ文字盤が欲しかったので満足。ちなみにその道の好事家にはオレンジモンスターと呼ばれているそうで、兄弟モデルの黒文字盤はブラックモンスターと呼ばれているそうです。