Thrash Metal時期突入

 暗黒の受験時期を経て、晴れて一人暮らしが始まった大学時代。うるさい親元を離れて一人暮らしが始まるとコッチのもの。仕送りは受けていたものの、サークル活動に明け暮れることもなくアルバイトでもすればそれの大半がお小遣い、という夢の様な生活が始まりました。またそれまでの禁欲的な生活からの開放もそうですけれども、新たな友人達との出会いで知らなかったバンドを教わることとなったのです。ひとつ上の歳の同級生はJudas Priest好きだったり、全別の友人からはTestamentというバンドも教わりました。ここから本格的にThrash Metalに目覚めるわけなのです。
 Thrash Metalの"thrash"とは

(罰として)(…を)打ちのめす、むち打つ、(競技で)打ち負かす Weblioより

ということで、ドラムスが速いテンポで打ち鳴らされるのが特徴の比較的速いビートの曲が多いHMですね、ざっくり言うと。その中でもSlayer・MetallicaMegadethAnthraxがスラッシュ四天王と日本のメディアで呼ばれることとなり、そこを頂点として展開されておりました。正直に言うとSlayerは手を出したのが比較的遅くてMetallicaAnthraxレンタルCDで借りたのが最初だったと記憶しております。前回の記事で申し上げたのと同じバンドですが、その当時は友人宅で少し聴いたのと、Anthraxの方は一曲でしか聴いていなかったのですけれども、レンタルで借りたのはアルバムです。
Metallicaは"…and justice for all"
Anthraxの方は"Persistence of Time"
というアルバムでした。
Blackened by Metallica

Keep It In The Family by Anthrax

"…and justice for all"の方は雑誌でも評価の高いアルバムでした。しかし"Persistence of Time"はそれまでのキャリアの中では少しダークで低めの評価だった記憶ですが、個人的にはこちらの作品にすっかりハマってしまいました。速さとともにリズムチェンジの複雑さに魅了され、それに似つかわしくない意外とメロディアスなVo.ライン。そして友人に勧められていたTestament。
"Practice what you preach"
タイトル曲の"Practice what you preach by Testament"

2:20から始まるギターソロが、曲の展開とは又別の曲のように発展していくのが面白いです。