ブラウザ研究〜Firefoxその3〜

 少し前の記事でブラウザのシェアとしてIEが〜と書きましたが、このデータも発表する側の違いによって結構数字にバラつきがあります。ヨーロッパではIE叩きの傾向があるのか健闘するFireFoxといった傾向で報じているように思えます。この円グラフはこちらの記事からなんですが、これだとIEは実に9割以上。どの数字を信用したらよいのか???ってところですが、圧倒的なシェアと言うのは変わらないようです。
 Firefoxと言っても、Firefox系列として同じエンジンを使用しているNetscape Navigator(現在はNetscape Browser)という日本ではネスケと呼ばれるブラウザもデータに含むか含まれないかによって数字に開きが出ています。
 この『同じエンジン』というのが『Gecko』と言うレンダリングエンジン(簡単に言うと描画するプログラム)で『ヤモリ』と言う意味があるらしいです。この『Gecko』と言うエンジンに対してIEは『Trident』というエンジンで、両方が使えるブラウザとして『Sleipnir、『Lunascape』(どちらも国産ブラウザ)が切り替え式で使えます。
 一方Operaは『Presto』というエンジンを使用し他所のブラウザとは一線を画しています。
 さて、日本人はやはり新しいものに飛びつきやすいのですが、本来的に保守的な傾向があるので、やっぱりIEに戻ってしまう、というのが多いみたいで他の国々以上にIEのシェアが高い結果になっているようです。