群馬・長野・新潟・富山の旅その4

ホタルイカミュージアム

 翌朝、5月5日。この日の朝も快適に晴れ渡り、気持ちのいい朝です。前日作ったハチメの汁が残っているので、そこにレトルトのご飯を入れて雑炊にしました。お酒が入って料理をすると幾らか素面の時よりも味が濃い目になりがちなのですが、前日一緒に飲んでいた愛知から来ていた方に若干気を使って薄味にしており、これが大正解でした。鍋を温め軽く味を調えるぐらいで絶品のダシです。そりゃぁ、鰹節+ホタルイカ+ハチメ(調べたらメバルのことらしいです。)のダシですから。
 昨日飲んだ方と別れ、富山市方面に国道8号線をひた走ります。旧道もありますが、バイパスも整備され、快適に迅速に滑川、富山市と辿り着きます。ほんの40分ほどでしょう。後で地図で見ると昨日のキャンプ場もそうですが、幾つか無料のキャンプ場があるらしく、富山県の人は良いところに住んでいるなぁ、と羨ましく思いました。
 初めての富山市街ですが路面電車もあり、結構街自体も大きく予想外でした。キャンプ旅は面白いのですが、街の様子はやはり街に泊まらないと判りません。そこが難しいところですね、短い休みでは。
 国道41号線で飛騨方面に向かいます。神通峡という景勝地はなかなか綺麗なところで、今度は改めて来ようと思いました。ダム湖なんですが、かなりポイントの高い景色でした。少し進み岐阜県に入ると高山に行く道と分岐し今度は国道471号線上高地に向かいます。平湯温泉と言うところで少し工事の影響で道が入り組み間違えてしまいましたが、何とか去年飛騨高山に行った時に通った有料道路に辿り着き、そこを過ぎるとじきに上高地の入口。ここからは自動車は規制されているそうです。コチラは、目的は温泉。そうです、かの有名な白骨温泉です。例の事件で有名になりましたが、今まで来たことがなかったので。温泉街は山奥の奥といった感じのところにあり別世界です。この看板があるところの直ぐ近くに観光案内所があり、オジサンが観光客にアドバイスしたりしています。無料駐車場もありバイクは?と聞くと案内所の前の一等地に停めさせてもらえました。川原に下りて行き公共浴場に入ります。大人\500で信頼回復に努めているのかなかなか感じのよい受付。掛け流しの湯はそのまま川に流してしまうらしいので石鹸・シャンプーの使用は禁止されています。お湯は白く濁りそれでも100%掛け流しとなっておりました。うがった見方をしては可哀想ですし、純粋に温泉として結構なお湯でした。
泉質:含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉
 お昼前に入ったのですがゆっくり入ってお腹も空いてきました。温泉の後は、冷たい蕎麦、と行きたいのですがちょうどお昼時、店は混雑してそうでなかなか手ごろな店がありません。とうとう松本市内に入ってしまいまして、お店の外に大きい水車の回る知ったお店を狙いましたが、これも車で駐車場が溢れ返っており、そのまま塩尻方面に裏街道で向かいます。それほど混んでいないお店を見つけましたが本日終了の札が出ていました、13:40でしたが。
 しかたないので蕎麦は諦め塩尻峠を越え、諏訪湖を回りながら茅野の町に。ここでテンホウというお店で遅いながらもテンホウメン(ほとんどチャンポン)+餃子\700を頂きます。
 そのまま国道20号線で韮崎方面に向かいますが、白州(はくしゅう)というところで今夜の寝所を求めます。ここはサントリー醸造所があり、『南アルプスの天然水』の取水をしているような水の綺麗なところで、なかなか良さそうなキャンプ場も見つかり準備万端で16:00前に乗り込みました。隣には温泉もあるらしいです。

 ・・・しかし。
 いざキャンプ場に着き、受付をしていると、今晩から雨で明日も雨降りの予報。『へ?』崩れると言ってはいましたが、朝からとは聞いていませんでしたので。急遽、方針転換。高速で帰ることにしました。国道20号線と中央道は勝沼で一番近くなるので、勝沼まで頑張って国道、そこから高速で渋滞にもまれながらも19:00頃錦糸町に到着。グッタリ疲れました。
 それでも、翌日は案の定朝からの雨で帰って来て正解でした^^。