キャンプ、及びキャンプ場

野尻湖でのキャンプ場入口

 キャンプ場を使ってのキャンプは、実の所去年の月山でのキャンプ以来であります。じゃぁ一体どんな所でキャンプしているのかと言うと、長野・穂高では県道沿いで川から少し高くテント3張り程が出来る平たいマル秘スポット、千葉・鴨川から天津にかけての海岸、福島・川原で温泉があったりする最高のポイント、千葉・富津からやや南に下った流木が多く、また対岸の神奈川県の明かりが綺麗な海岸などなど。内陸でも土地鑑のあるところは探しやすいのですが、変にウルサイ人が来たり、焚き火禁止だったりキャンプ禁止だったり。海岸の方が割りと気楽に探せます。季節的に選ばないとエラい事になったりしますが。
 そんな訳で、今回の旅では長野・野尻湖のキャンプ場では。
 何か良く判らないけど家族連れは家族連れで固めて、バイク乗りはバイク乗りで分けていました(経営者側が)。それは別にかまわないんですけど、あまりフレンドリーな感じがなく、キャンプをしているもの同士、お互いに見えない壁を作って孤立してキャンプしている感じでした。カップルで2台の大型バイクでやって来てテントを張り、どこかへ買出ししに行って帰ってきたかと思ったらずうっとテントにこもり朝も全く起きてくる気配なし。8時頃出発しましたが、ついに姿を見せませんでした。夜空を眺めてコーヒーを飲むわけでもなく、食事もどこかで済ませてきたんでしょう、何が楽しいのか?ワタクシには理解不能カップルの行動でした。それならキャンプなどせずにホテルでもペンションでも行った方がよほど快適だと思うのですが。隣のテントの男性はやはりユニフレームのネイチャーストーブで炭に着火し悪戦苦闘。あまり使い慣れていなさそうで、コチラの炭が完全に熾きているので分けてあげますよ、と申し出たのですが、半分くすぶっているような炭でソーセージを焼いておりましたけれども、あれで本当に楽しいのかなと逆にこっちが余計なお世話に心配してしまうほど。コチラはこんな感じでヤマメを焼きながらキノコ汁を。あまりストイックな食生活のキャンプはしないので、いつも荷物が多くなりがちなんですが、確かに腹が減っていて食べれば何でも美味しいのは解りますが、もう少し地のもの、山なら山菜、新鮮な野菜、キノコ類を、海ならもちろん新鮮な海産物を食事に取り入れるとグッと幅が出るんじゃないかなぁと、つい余計なことを考えてしまいました。
 ワタクシがキャンプ場に求めるのは最低限の清潔な環境、水場、トイレで、逆にそれがキチンとしていれば後は何もいらないぐらい。水だってどこかで分けてもらえばいいのだし、コンビニでも何か買えば水道水ぐらい分けてくれます。本格的な山登りをする方たちで一日2Lあればいいと何かの記事で読みましたが、折り畳みの水筒2.5L入りのを2本持っているのでそれほどストイックにならずとも一泊程度は全く困らないのです。洗い物はどこか水道が使えて、下水処理がきちんと出来るところで洗えばいいのですから。
 そういう意味では、以前友人と行った静岡のキャンプ場は受付で『電気は使いますか?』と聞かれて一瞬耳を疑いました。サイトによっては電源が引かれていてちゃんと使えるようになっているのです。受付にはレンタルの電子炊飯ジャーも置かれていて、げんなりしてしまいましたヽ(;´Д`)ノ