週末ア・ラ・カルト

たくましい腕

 新聞をはじめとするマスコミによると、昨今の不景気のせいで、外食や飲み屋さんでの飲食が減り宅飲みが増えているらしいですね。ワタクシは外で飲むこと自体が好きなので外で飲むことが大半ですが、世の中の大勢としては外食費を削る方向だということで、自宅でおつまみを作って楽しむための料理本が売れているそうな。それに倣ってという訳ではありませんが、日曜日は前の日に遠征したので自宅で飲むことにしました(って、休肝日にしないのか?)。
 朝から降り続いていた雨も、束の間上がりその隙に近所のスーパーに買出しに出掛けました。スーパーに行くとワタクシはまず鮮魚コーナーへと直行します。この日は特に目ぼしい魚は特にありませんでした。干物を作るにはもう気温が高すぎて干している間に腐ってしまいそうなので、もう干物のシーズンは終わり。サンマは今のところ冷凍モノなのでこの間時雨煮を作ったばかり。
 今回はブリのあら(¥298)と、小さめのイカ(¥98)をゲット。ついでにオクラやきゅうり、豆腐といった基本食材も調達。これまたワタクシの基本の流動食の一番搾り、金宮焼酎といったところも欠かせません(ハァ?)。

 自宅に着くと郵便ポストにこんな手紙が来ていました。Googleから先日メールが来ていたのですが、『お客様の Google AdSense PIN』を送りましたということでした。数日経っても、届かないのでおかしいなと思っていたらやはり国際郵便でした。この方の記事を読んでいたのですぐにピンと来ましたが、中を開けたら案の定でした。当ブログではまだ最近の話なのですけれども、別館のブログでは4月からAdSenseの申し込みをしていたのです。親元がGoogleのブログなので早速の通知だったようです。それにしても予想外のことでこういうのは嬉しいものです。
 さて話は戻りまして、買ってきた食材を冷蔵庫に収めながら仕込みの開始。ブリのあらはジャーレンの上に広げて、軽く塩をして置いておきます。その間にお湯を沸かしておいて、お湯が沸いたらあらを投入。軽く色が変わったら再びジャーレンに上げて湯を切り同じ鍋に戻して水で満たします(冷却のため)。 冷ましたら水から上げて、固まって取りやすくなった血や血合を取り除きます。以下の煮付けの要領は以前に述べたとおりですので割愛、ブリ大根にするには大根が今の季節は大根の質が落ちているのでブリのあら煮にしました。まずは一品完成。
 お次は刺身用のイカを使って久し振りに塩辛を作ってみました。小振りのイカですので、あいにく肝が小さいのが残念ですけれども。これも作り方は以前に述べている通りなので割愛。違う点は身を捌いている間、取り出したワタには塩をしてキッチンペーパーを敷いた容器に入れて冷蔵庫で保管、3時間ほどで余分な水分を出します。こうする事によって、ワタで和えたときの、水っぽさが解消しかつ味も濃厚になります。
 本来はイカの身がメインでワタ・ゲソがオマケですが今回は塩辛を作るためのようなものなので、イカの刺身はあくまでもオマケ、副産物です。もちろん美味しく頂けますけど。イカ二杯分なので小型とはいえかなりの量になります。エンペラ、ゲソは塩辛に使っているので入っていません。身も大胆に大きくカットし端の方は塩辛に混ぜ合わせ、イカの刺身は細めに切り、イカソーメンの太さを目標にします。

 休日ですので、昼酒を。イカの刺身を食べながらビール〜焼酎緑茶割りに切り替え、煮ておいたブリのあら煮を頂きます。この日は再放送のTVを見ながらユックリと昼酒。上がっていた雨も再び降り始めて、やはり家での宅飲みが正解だったようです。〆にうどんを茹でて食べ終えると、眠くなってしまい遅めの昼寝。夕方起きても全く空腹感などあるはずもなく、チビリチビリとビールを飲んで、TVをダラダラと見続けたら、九時からチャーリーズ・エンジェルズ・フルスロットルが吹き替え版でやっていて、まだ見たことがなかったのでついつい最後まで見てしまいました。音楽がなかなか良かったので、これはサントラをゲットしないといけないかなと、いささか酔った頭で考えてしまいました。