宇都宮餃子を高田馬場で

海老韮餃子

 昨日の夕方は、ぽぱいさんとちょっと飲みに行こうということで高田馬場で待ち合わせ。仕事終わりに直行しても高田馬場には都営新宿線東西線で18時というのがやっと。着いて直ぐに電話を掛けるとどこからともなく姿を現したぽぱいさんに連れられて向かった先は、早稲田通り沿いにある『餃子専門店 勝力 高田馬場店』。

 事前に調べると、宇都宮餃子とは言っても宇都宮の市内にお店があっての東京進出ということではなくて、実は墨田区に本社のあるネット通販や催事での販売が主体の餃子販売店の初出店のようです。流石にオープンの日ですから花輪が目立ちますね。間口は広くないものの奥行きがあります。カウンター主体のお店の構成ですが、座席も4人掛けテーブルが二つ、6人掛けが一つ、奥にはVIPルームのようなお座敷もあるようです。

 早速ホッピーを注文し、焼き餃子¥350と水餃子¥350を注文します。ホッピーを飲みながらしばし、焼き餃子が焼けてきました。いわゆる中華の餃子皿に盛られて来たからなのか、醤油の小皿が付いて来ませんでした。ワタクシは宇都宮にかれこれ2年半程住んでいたことがあり、その後も仕事の絡みで何度も宇都宮の餃子屋さんには行ったことがありますけど、この辺りはちょっとニュアンスが異なるようです。
 間もなく水餃子も届きました。丼の中に茹で上げられた餃子が5つ、ネギを添えられて収まっています。これもちょっと違うなぁという感じです。都内のお店なら幾らかの具を浮かべた中華スープに餃子を入れてというスタイルが多いのですけれど、宇都宮では茹で上げた餃子を茹でたお湯と共に丼に入れて供するのが一般的。最初見たときはビックリしたんですけれど、宇都宮の方々はそこに醤油、酢、ラー油を直接入れて食べるのがごく普通に行われているのです。
 こちらのは茹でた餃子というだけでどちらかと言えば、中国料理店のスタイルですね。
 店内カウンターをテーブル席から。焼酎や日本酒がズラリと並んでおります。一人客も団体さんもそこそこ入って来ています。
 海老韮餃子3ヶ¥390。まん丸の形に形成された海老韮餃子は他の餃子よりも皮が幾分厚めに感じましたが真相は如何に?これも小皿が出されないので、基本的に先程の焼き餃子の皿をキープしておいて使い回します。ここは改良すべき点でしょうね。トップの写真は一口齧ったところの断面写真です。


 最後に頼んだのはジャンボ餃子¥600/4ヶ。基本的には普通の餃子の大きい版。おおよそここまで食べ進んでくると、お腹も一杯になってしまいました。ホッピーも中をお替わりし、二人で¥3,000チョッと。居酒屋さんとして考えると安いのですけれど、宇都宮餃子としてはどうかなと。宇都宮の餃子店で有名なのが『みんみん』と『正嗣』の二台巨頭があります。正嗣の方が幾らか安いのですが、一人前、焼き、水餃子共に¥200強(ワタクシが住んでいた頃は\180〜200!)と自分で材料を買って来て作るよりも、焼く前のいわゆる『生』を買って来る方が安上がりな土地柄でしたから、餃子は家で作るものという認識はなかったように思います。そこの点を踏まえると、東京の土地代という点を加味してもやや高いかな、というのが正直な感想でした(辛口御免)。