にら玉 第三弾 炒めタイプ

 長い夏休みも終わって、本日からワタクシ始動でございます。 
 さて再びにら玉についてです。今回のものは炒めタイプということで、前回の焼きタイプとはどう違うかというと、一番は玉子とにらの配合の量ではないでしょうか。焼きタイプのものは詳しくは前回の記事に譲りますが、『にら<玉子』の方が上手く、綺麗に作れるかと思います。そこら辺は好みのバランスがあるので、綺麗という言葉にこだわり過ぎるとイケませんね。上手くまとまるとでも言い換えておきましょうか。

 今回のにら玉《炒めタイプ》では『にら>玉子』というのが一般的だと思います。今回の休みの中でたまたま『錦糸町の奇跡・一力』さんにお邪魔しまさにここのにら玉がこのタイプ。
 作り方は御歳85になるおかみさんの様子を見ていると(手元までは見えない)、熱したフライパン(テフロン)に油を入れて温めたつつニラを投入ジャッと炒めておもむろに玉子1ヶを割り入れてサッとかき混ぜ、おしまい。何ともシンプルな作り方です。味付けはしていなかったように思いましたが、塩コショウぐらいはしたのでしょうか?何せ殆んど味付けらしい味付けを感じないので、いつも醤油を回し掛けて頂いています。それでも玉子の絶妙な火の通し加減(3割程度がまだ半熟以下、白身がやや白くなる程度)で、これで¥200と来ているのですから、ワタクシ何度も足を運んでおかずは?の問い掛けに、いつもにら玉を頼む内に、いつしか向こうからにら玉あるよ、のお声が掛かるようになりました。

 実際今日、自分でも再現してみましたが、これが意外と難しいことに気がつきました。油はサラダ油→胡麻油に変更して風味良くしようとしたのですが、サラダ油も入れてハイブリッドでニラ(半束)を炒め、軽く塩コショウ。その上にポンと割った玉子(1ヶ)を落とし入れて、とここまでは良いのですが、ニラの上から玉子が落ちた所から急速に玉子に火が通り始めて混ぜる間もなくフライパンに焦げ付き始めてしまい大慌て。なかなか伊達にお年を召していないなと痛感させられました。ニラを炒めた後、少し窪ませるぐらいにしてそこに玉子を落とし入れるか、玉子はあらかじめ器に割って用意しておかないといけないとか、油をもう少し多目にしてみるなど改良点が幾つか浮かび上がってきました。

 ある日の一力さんのメニュー。手書きのホワイトボード。結構、日によって入れ替わりの品があるので変わっていないようで文字の色から新たに入ったなぁとか判ったりするものです。