かすごの開き

かすご

 かすご、春子鯛(かすごだい)とも言われる、真鯛の稚魚ですが、これからが旬を迎えます。先日スーパーで見つけて手頃な値段で5尾\298。これ、寿司屋へ行くと結構上品なネタで酢で〆てあったりして例えて言うとアジ、シンコ(コハダの若い時期)の酢〆よりチョッと気の利いたネタとして珍重されるようです。魚体も手のひらサイズ(人それぞれでしょうけど…)なのですが、鱗はシッカリ真鯛並み、下ろしてみると脂がのっていて少し驚きました。
 先日のテーマでもそうなんですが、背開きと腹開き、どちらにしようか迷いましたが、とりあえず腹開きにして見ました。しかし結構開きにくくて残り4尾は背開きにしました。後で調べてみると鯛やえぼ鯛のように魚体の丸いものは背開きが正解のようです。腹開きでは身が分離してしまうと、の記述がありました。海水よりやや濃い目のたて塩に2時間ほど浸けて夕方から干して、一晩。カラカラまで行きませんでしたが、かなり今まででは乾燥した方です。
朝から七輪で炭を熾して、焼いて食べてみましたが、塩加減は思ったほど濃くはなくてむしろやや薄いぐらいでした。小さいので一枚では物足りないぐらいで二枚ぐらい食べられそうです。魚体は小さいものの、鯛の骨はバカになりませんから気をつけて。それにしても、スーパーで買った他の方はどんな風にして食べているのでしょうかねぇ…。