Achtung Baby/U2
- Zoo Station
- Even Better Than the Real Thing
- One
- Until the End of the World
- Who's Gonna Ride Your Wild Horses
- So Cruel
- Fly
- Mysterious Ways
- Tryin' to Throw Your Arms Around the World
- Ultra Violet (Light My Way)
- Acrobat
- Love Is Blindness
その前に出た、メガヒットアルバム『The Joshua Tree』の後に出された作品で、前作があまりにも売れ過ぎたために発表当時、不当な評価を受けていた作品。AC/DCで言うところの『Back in black』の後の『For those about to rock』、Pink Floydでの『Dark side of the moon』の後の『Wish you were here』のような存在で、発表される前にはミュージシャン側も相当なプレッシャーがあるのは、想像に難くないです。
実を言うとワタクシも二分されたそんな評価をどちらを信じてよいのか判らず、買うのを控えておりました。ところが意外なところから繋がっていたのです。
ある時、Cassandora Wilson『New Moon Daughter』Jazz・Vocal
- Strange Fruit
- Love Is Blindness
- Solomon Sang
- Death Letter
- Skylark
- Find Him
- I'm So Lonesome I Could Cry
- Last Train to Clarksville
- Until
- Little Warm Death
- Memphis
- Harvest Moon
を買った時、#1の"Strange Fruit"はJazzの中では有名ですが、#2の"Love Is Blindness"はオリジナルがU2の曲でした。正直、#1よりも#2なんかの方がしっくりきて聴いたことのなかった『Achtung Baby』の方に興味が湧いたのでした。実際には、U2のオリジナルの方は、少々デジタルっぽい感じの仕上がりで、好みとしてはCassandoraの方に軍配は上がりました。今ではBono(U2)の歌い上げる後半も好きですけど。
それより、聴いているうちに、この『Achtung Baby』という作品自体がとても気に入りまして、ワタクシは寝るときにタイマーで電源が切れるように、音楽を鳴らしながら寝ることが多いのですけれども、寝ながら聴くにはちょうど良いゆるい感じで、起きている間にもよく聴くようになりました。後で写真をアゲておきますが、『The Joshua Tree』以降のアルバム中心のコレクションなので古くからのファンには怒られそうですね。なかなか古いのまでは手を出せません。でも最初にU2の触れたのは『Pride』(左の『Unforgettable Fire』に収録)だったんですよ。
さてさて、いわゆるロックっぽいアップテンポの曲(#5、#7など)というよりミドルテンポの空間の広がりのある、ゆるい曲が多くまたロッカバラード(#3、#4、#6など)といった感じがとても気に入りました。またVo.のスタイルも幅が広がりファルセットも使用してバラエティに富んでおります。
前作に比較し、ヒット曲は少ないかもしれませんがトータルで楽しめる好盤だと思います。