The Alan Parsons Projectを聴く

 JazzのBoxセットを買ったのでしばらく聴いていたのですが、本日はどういう訳だか朝から"The Alan Parsons Project"を聴きたくなってCDを引っ張り出して聴いているところです。アランパーソンズプロジェクトと日本では呼ばれますが、この"the"が落ちるのは日本ではよくあることです*1the Doorsだとかthe Doobie Brothersだとかはドアーズ、ドゥービー・ブラザーズと"the"が落ちちゃいますね。逆にEaglesはthe Eaglesなどという表記もありますが、Wikiによると、"the"が付くのは正式なものではないとなっているし、難しいところです。そもそもEaglesの場合、日本ではイーグルスを濁らない発音ですが、正確にはズと濁るだろうし。
 閑話休題。そもそも日本ではマニア好みと捉えられているのか、先に列挙したバンドなどに較べると、洋楽好きでもThe Alan Parsons Projectが話題にのぼることは殆どありません。ワタクシの上の世代ぐらいまででしょうか。何とも残念。少しプログレ風味がある、優れたポップスなんですがねぇ。
 そこで普及活動を兼ねてご紹介。いやぁ、ひと頃に比べてYouTubeの画質もかなり向上しましたからね。かつては見るに耐えかねてすぐ消してしまったものですが(遠い目)。
 The Alan Parsons Projectで検索して最初にヒットしたのが、やはり彼等の最大のヒット曲であるこちら。"Eye in the sky"ですね。文字通り空に浮かぶ"目"が少々不気味ですが。正確にはこの動画は前奏曲である"Sirius"も組になっております。時間で言うと1´55"辺りからが"Eye in the sky"になります。確か数年前のビールのCMで使われていたことがあるので、聞き覚えのある方もいらっしゃるでしょう。淡々と歌う中にもどこか物憂げなメロディーですね。
 ワタクシがそもそもこのバンドを気に入ったのはこちらのアルバムを買って聴いたことによります。

I Robot

I Robot

"I robot"というこちらのアルバム、大森に住んでいた頃に、環七近くのレンタルCD屋さんで中古盤として処分されているのをサルベージ。中古盤は好まないワタクシですが、何せ学生時代でしたから(貧乏>●█▀█▄)。このアルバムにはかなりハマりました。決して明るい曲調は多くないのですが。
"I Wouldn't Want To Be Like You"とは直訳すると、『あんたみたいにはなりたくない』ってなところでしょうか。でもこんな癒し系の曲もあったりします。オルガンの音が聖歌のようです。"Don't Let It Show"

Tales of Mystery & Imagination

Tales of Mystery & Imagination

 遡って彼等の一枚目のアルバム"Tales of Mystery & Imagination"から"The Raven"。

 この作品はE・A・ポーの小説からインスパイアされて製作されて、と言われているのでそこが何とはなしに取っ付きにくい印象を与えてしまったのかも知れませんね。ちなみに"Raven"とは大きなカラスを指す言葉で、不吉な鳥とされることが多いようです。
EVE

EVE

 初期の作品"Eve"から"Damned If I Do"
 これはシングルカットされた曲だそうですが、うーん売れますかねぇ。聴きやすいことは聴きやすいけれど、彼等の曲にしては、ですけれど。ストリングスを結構多用するのも彼等の特徴かもしれません。アラン・パーソンズ本人はどこかの音楽ディレクターだったと記憶しています。
PYRAMID

PYRAMID

 順番が逆になっちゃいましたが3作目の"PYRAMID"から。"Eagle Will Rise Again"。これが一番のお気に入りかなぁ、マイナーな曲の中では。

 あと、この後はどんどんポップになっていってしまうんだけれど、"Don't answer me"は往年のフィル・スペクターの"Wall of sound"を再現しているとかで、日本の大瀧詠一あたりがパクッているとか言われていますが、大瀧詠一を知らないから、コメントのしようもありません。

*1:かく言うワタクシも今まで気が付きませんでした。