四国から九州へ〜松山・道後の夜から熊本まで〜

大分 柚子コショウ&カボスコショウ

 何とか辿り着いた道後ですが、お楽しみはこれから。やはり温泉ですね。冷え切った身体を早速温めに行きます。
変わらずの趣のある佇まい。身体を洗っていざ湯船に。はぁ〜と思わず声が漏れてしまいます。寒風にイタブられた身体が癒されます。
 すっかりいい気分になったところで、夜の町へ。そうは言っても、道後から路面電車にでも乗らない限り、松山の繁華街までは少し遠いので道後の町を散策、結局いつもの居酒屋に。
 まずはビールと、つまみは?というところで。うちわえびだったか?茹でてあり、名産のスダチを絞って、頂きます。少し薄味に感じたら醤油を少々。上手い具合に、オスメス一尾づつ。オレンジ色の卵を孕んでおりました。続いて日本酒を頂きながら、〆鯖。〆加減も程よく、気分良く次のお店に。
 結局三軒はしごをして、それでも早めの帰還。
 翌朝も全く問題なし、晴れた気持ちのよい朝。ガソリンを満タンにして、八幡浜に向かいます。そこからフェリーで九州・大分に渡ろうというのです。しかし、約一時間走った後、10:30にフェリー乗り場に着くと、少し前(10:15)に別府に行く便が出てしまい、次は13:00。別府の温泉に入るつもりでしたが、これではいくらなんでも時間が開き過ぎるので、臼杵(別府よりやや南の港。自動車で焼く一時間)行きの便は11:45とのこと。かなり迷いましたが、先のことを考え、次善の策で行く事をに。それでも、臼杵に到着は14:00。今日の目標は熊本なので、それでも微妙な時間。
 竹田方面を目指し市街地をサッと通り抜け、山道をアップダウン。山の中にいきなり竹田の町が開け、少し混雑。我慢して通り抜けてドライブインでチョッと休憩。小腹がすいて、ごぼう天うどん。本当は大分名物のだんご汁を頂きたかったんですが、年末だからというよくわからない理由でありませんでした。店を出て他のメニューを眺めていると。イタ焼きそば。いわゆるそばメシみたいなものでしょうか?ラーメンセットここではラーメンにテンプラは当たり前なのでしょうか?地域性があって面白いです。
 少し温まって、阿蘇の農道『ミルクロード』経由で熊本市内に向かおうと思ったら夕闇迫る中、少々道に迷い30分ほどロスタイム。それでも何とか雪の積もった道を走ったり、土産物屋さんで道を聞いたりして、ついに熊本に向かう国道57号線に出て、以前の旅で熊本から長崎に向かうフェリー乗り場で出会ったUさんとの待ち合わせ場所のジャスコに到着。以前は長崎市内にお住まいでしたが、熊本に移り住んだということで、そこにお邪魔するというのが今回のメインテーマなのです。
 迎えに来てくれたUさんについて行き、新築のお宅へ。木がふんだんに使われていて、寒い中走って来たからだけではなく、暖かい感じのお宅です。久し振りの再会で、少し遅れてしまったので早速ビールの乾杯から宴の始まり。Uさん実は日本酒の県出身なのでふんだんに日本酒があるらしく、自然と日本酒に移行。九州はやはり焼酎圏なのですが、個人的には日本酒が好きなので異存はありません。お国の独特な数の子入りの漬物や、カラシレンコン、馬刺し、そしてウッドデッキで炭を熾して焼き物を始め、地鶏焼き、鰤カマ、椎茸やネギ・茄子などを焼きます。それでは近くに温泉があるからと、線路をはさんで向こう側にある温泉施設に。いわゆるスーパー銭湯みたいなものかと思いましたが、どうやら本当の温泉だったようで、ポカポカと温まりイイお湯でした。