温泉の話〜日光・やしおの湯〜

 栃木県の宇都宮市に二年半住んでいたことがあります。さてそこから車で程好い距離に日光がありまして、その手前から分岐して北方面には前回お話した鬼怒川・湯西川温泉があります。そして日光にはいろは坂に行く道から少し外れたところに『やしおの湯』という日光市が運営している温泉があります。(この写真は(社)日光観光協会オフィシャルサイトから拝借いたしました。不都合のある場合即削除いたしますので関係者の方ご連絡ください)
 温泉初心者には様々なお風呂、ジャクジー(本当はjacuzzi)、内風呂、露天風呂、サウナまで付いて500円(日光市民は300円)ということで何回か行きました。お湯はくせの無いものですが、管理人のおじさんが入っているところに来て水質検査をしていきながら、他の客とだべっている事を聞くと、源泉に加水して沸かしているそうです。その後知ったことですが、温泉にも寿命と言うのがあって豊富な湯量を誇る所もあれば、ジャンジャン使うと枯渇してしまうものもあるそうで、何でもかんでも100%使えばいいものではないそうです。
 ここはロケーションと、広い休憩施設がありグループで訪れても良い感じです。わざわざ行くと言うよりは近くまで行ったら立ち寄りたいところです。
《2007年8月18日訂正、加筆》
 ご指摘を頂きまして該当部分訂正させて頂きました。源泉が38℃ということでパイプで流れる間に温度が低下するので、その分適温になるまで加温するらしいいです。ちなみに38℃というのは、体温よりやや高いぐらいですが、実際にお風呂として入浴するには、かなりぬるめのお湯で、41〜42℃ぐらいが一般的な設定温度となっていることが多いようです。これ以上になると熱めに感じ、身体の表面の多くがタンパク質で出来ているヒトの身体は、45℃から固まり始めるそうなので(いわゆる火傷が始まります)気をつけましょうとの説も。