日光でキャンプ〜続き〜

日光の山々

 買出しから帰ると、忍び寄る冷気と迫り来る夕暮れの速さは街にいる時に感じる比ではありません。早々にそれぞれ服を着込んで火を起こします。キャンプ経験豊富なYさんの指示でかなり大量に木を集め、U字溝に組んでいたので殆んど一発で火熾し完了。ワタクシもいつものユニセラTGに炭を熾します。Yさんは元コックさんなのでキャンプの時にワタクシと組めば最強のタッグなのです。彼はイタリアンメインの洋食、ワタクシは和食と中華系が得意なのです。被らないのは良いですね。ワタクシは鮭のホイル焼きを仕込み、Yさんはパスタ用に食材を仕込みます。
 一通り済んだところでビールで乾杯。これがたまらないのですよね〜♪軽く焼き物(牛ロース・豚バラ・豚ロース等)で空腹を紛らわしながら、鮭が焼けるのを待ちます。鮭は少し焦げてしまったもののふっくら焼けました。 マグロのかまもあまりの安さに発作的に買ってしまいましたが、やはり脂ののりが今ひとつでしっとり感がなくて残念。綺麗に上手く焼けましたが。オクラのお浸しを作ったりして待っていると、パスタが完成。大きい鍋が持ち合わせていなかったので、少量ずつでしたが硬めに茹で上がった麺はワタクシ好みでした。トマトソースできのこ(しめじ・マイタケ)と鶏肉を煮込んだソース。同じソースを流用して生米からリゾットも作りました。いやぁ流石に元プロですね。大変充実した夕食でした。
 その後も寒くなるにしたがって上着を着込んだり、下に色々穿いたりしながらも焼酎のお湯割りやお茶割りにして延々と飲み続け、良い頃合で管理棟である下の建物内にある温泉へ入りに行きます。そうなんです、こちらのキャンプ場は敷地内に温泉が用意されているのです。
 深夜2時には終了するそうですけれど(逆にその時間まで入れるのが驚きですが)、こうしてキャンプ地から歩いて入れるお風呂は大変ありがたいです。特にこういう寒い時には。
日光小倉山温泉 春暁庭ゆりん
泉質:アルカリ性単純泉
 ひとしきり温まったところでテントに戻り体が冷めないうちに眠りにつきました。
 翌朝は二日酔いになることもなくすっきり目が覚めました(8:00過ぎ)。ワタクシが3番目だったようです。お湯を沸かしてお茶を飲みます。ごそごそやっていると残る二人も起きてきて、チンタラと朝食を作ります。結局延々と作り続け、食べ続けでキャンプ地を後にしたのは、11:00過ぎ(驚!!)。とりあえずトレッキングがしたいという人のために、いろは坂手前〜戦場ヶ原に抜けようと進んでいましたがどこもかしこも大渋滞。ワタクシはトレッキングをするわけではないので、早々に見切りをつけ戦線離脱。

 彼らと別れた後は、やしおの湯の奥から小来川〜板荷と抜け鹿沼で『おふくろ』という手打ち蕎麦屋さんで遅めの昼食。久し振りに食べたけど不揃いの麺にもかかわらず、蕎麦の美味しさは相変わらずでした。もり蕎麦の大盛り¥650を頼むと、生卵食べる?とサービスしてくれました。鶉の卵ならやったことがあるのですが、薄まらないかという心配も杞憂に終わり、大変美味しい蕎麦を堪能して、高速へとバイクを走らせたのでした。