御宿・勝浦〜海と魚と温泉と〜その2

tominxanadu2007-04-09

 夜中の0:20頃一度目が覚めましたが、雨の降る音にすぐさま眠りに入り次に起きたのは4:50頃。空は少し明るくなってきているのか、テントの中からは明るさを感じます。それでももう少し寝ていようと思いつつも十分寝たなぁ、と言う思いが錯綜し暖かいシュラフからゴソゴソト起き出し外を眺めると曇ってはいるものの、昨晩の雨は止んでおります。さすがにTシャツでは寒そうなのでフリースを着て表に出ると昨日の宴は何処へやら。燃え残りの木やユニセラTGが濡れております。持って来た新聞紙を利用して何とか火を着けようと格闘。結構な降りだったのでやはり着きが悪いです。それでも持って来た木炭は奇跡的に濡れていなかったのです、何故ならビニールに包まれていたから。
 さて火は点いたものの、朝食用の食材がなくどうしたものかとしばし考えるともなくぼんやり。迫り来る空腹感と戦いながら重い腰を上げて勝浦の朝市に行くことにしました。日本三大朝市らしいです。宿営地の御宿から走ること僅か15分ほど。適当に走っていたら見つけました。新鮮な魚、野菜と共に色々な食べ物が試食交じりに販売されていて、干物などは七輪に熾された炭火で焼かれ、あたりに良い匂いが立ち込めております。それにしても各店よく見ると値段設定もバラバラ、品揃えもトリドリ、品質もピンきりです。昨日の晩食べたサザエが、同じような大きさのものが8・9個で1,500円。立ちくらみを起こしそうになりました。それでも一巡りをして品定めをしていたサンマの丸干し19本で¥350、@40円で5本のものと買い較べ。飛魚の丸干しも珍しいです。あと完全無添加、天然塩のみで仕込んだイカの塩辛は絶品!でございました。1,000円/3個とは破格です。空腹だったこともありついつい一個¥40のきんつばと言われる今川焼き2個、串焼きなど、その他に本物のワラビもちの試食や干物の試食で、ここに居れば朝食要らずかも♪と思わせるほどでした。
 すっかり堪能し、テントに戻り撤収。お次は今回のもう一つの目的、大原の『かねなか』なるお店で昼食を摂ることです。ここは少し前にTVで見ましたがなかなか良さそうなお店で、ツーリングマップルにも掲載されていて、御宿まで来たなら寄っておきたいと思っておりました。適当に時間を潰して、いざ。なんでも大原はイセエビの漁獲高日本一だそうで、それでもイメージ的には伊勢、伊豆には及ばないと言うことで町を挙げての宣伝をなさっているそうです。ここでも一匹¥1,000からお造りや、焼き物などが楽しめます。生けすにワンサカおりました。独りで豪勢にやるのも悪くありませんが、傍から見て侘びしく感じられるといけないので、刺身定食¥1,500。全て地魚を使用と自慢でしたが、マグロだけは頂けませんでしたが、なかなかのクオリティ。もう少し食べたいところでしたが自重して次回に期待。というのも次は温泉が控えているからなんです。大原から再び御宿に舞い戻り、昨日入りそびれた御宿温泉元湯(前日は〜16:00までのところ、到着したのは16:30で、OK出してくれたのですが、あいにくタオルをテントに忘れて…)に入ります。キャンプして、美味しい海の幸を堪能して温泉に浸かる、少々出来過ぎな感じですが、気ままな一人旅、千葉も大成功でした。