池袋でミニこけん

ホッピー提灯

 水曜日の朝、夜な夜な飛び交っているメールですが、ワタクシは寝るのも早く、携帯は普段音を出さない設定にして服に入れたまま寝てしまうことが多いので、届いたメールを朝チェックします。すると何件か入っていたので、返信をしたりしていると、再び楽笑さんからメールが届きました。
 今日は池袋に居ますとのことです。直前のメールでまたミニこけんをやろうという趣旨のメールでしたから、これは言外の意味を汲み取れば、と池袋にのこのこ出掛けて行ったのです。
 池袋は昔、アルバイトをしていたこともあって馴染みがないわけではありませんが、ココのところすっかりご無沙汰気味。前回訪れたのはスリーオヤヂーズとのジョイントでした。ということで、ほぼ一年ぶりの池袋での飲み会になりました。しかしながら、集合は20:00と比較的ワタクシにとっては遅い集合。というのもワタクシの仕事は17:00定時に上がることが出来るのです。なので普通に移動すれば18:00過ぎには到着してしまうのです。
 そういうことで、時間調整をするべく、先週ぽぱいさんと飲むときに行こうと考えていた下落合に行くということを考え付いたのです。地図で見ると高田馬場からは一駅、歩いても行けそうです。
 久し振りに高田馬場の駅前に降り立ち、大体の方角で見当をつけて歩き始めました。線路に遮られたりしてなかなか道路がすんなり続いていないこともあってやや苦労しましたが何とか発見。結構な距離です。 この間コメント頂いたHoppymanさんの記事の中の『あんぽんたん』というお店です。もう駅の切符売り場の目の前、これ以上の立地は望めませんね^^。あいにく御店主が不在で日本語の拙いアルバイト君が一人で店番なので、評価めいたことは下したくないのです。ホッピーを貰い、串を焼いてもらいます。カシラを焼いてもらいましたがもの凄くアバウトな焼き方ながら(火のついていない焼き台(ガス)に点火してから、すぐに焼き物を乗せるという荒業)、別段焦げ付きもせず、上手く焼けていました。
 ホッピーの中(焼酎)を二回お替りして、計3杯飲めばチョッと良い感じ。再び高田馬場まで歩きで行き、池袋に移動を開始します。
 駅前では先日述べたようにRecofanでCDを購入し、時間を潰しましたが結構時間が経つのも早くあっという間に待ち合わせの時間になりました。
 とりあえず楽笑さんが昼間目を付けていたというお店に行くことにしました。『だいこんの花』というお店です。階段を上がっていくとなかなか大きいお店のようです。後でパンフレットを見ると150人近くは入れそうなことが書かれていました。二人ともホッピーが大好きなので無論ホッピーを注文。TVのまん前という劣悪な環境ながら薄型のため至近距離でも大変キレイ、そして圧迫感がありません。
 お通しはワカメにガツのスライスを載せてポン酢をかけたもの。なかなか珍しいですね、こういう合わせ方をするのは。先程軽くつまんで来ているので、何も食べていない楽笑さんに主導権を渡し、注文を任せます。すると軟骨唐揚げとポテトフライ、こりゃカロリー高そうですねぇ( ̄へ ̄|||)とはいうものの、いつもの通り飲み始めてみれば、話すか飲むか食べるかしかないわけで、いつの間にか空になってしまいました。
 これはなかなか珍しい沖縄もつ煮¥530。基本的には塩煮込みなんですがトロみのある汁でかなり濃厚なのにサッパリしているスープです。モツはシロを丁寧に下拵えしてあり臭みは全くなし。ゴーヤスライスと紅ショウガというのが一見不思議な取り合わせですが、食べると全く違和感がありません。二人は『にこけん』立ち上げのメンバーですから過去のことから今後のことや、色々話すことが多くて仕事の愚痴や人の悪口など話す暇もなく実に楽しいお酒です。
 ワタクシも楽笑さんも一軒で長っ尻のタイプではないので河岸を変えます。ワタクシは『消え行く横丁研究家』と誰かに言われましたが、何がこうさせたのか飲み屋横丁がとても好きなのです。 池袋には幾つかありますが去年から訪れようとしていた、『人世横丁』がとても気になっていました。少し離れていましたがテクテク歩いていくことにしました。しかし、記憶にある場所に辿り着くと、もう既に取り壊されて囲いがされています。残っているのはこの入り口の看板のみ。大ショックです。落胆しつつも少しでも記録を残しておこうと写真を撮ります。ガッカリしてそこを後にして、他を当たることにします。(続)