日々雑感

 先日記録していた、『読んだ本』の記録に漏れがあったため、記録を。備忘録です。

アジア新聞屋台村 (集英社文庫)

アジア新聞屋台村 (集英社文庫)

 
 『常識的』な日本人にとっては不思議な感性を持った台湾女性社長の新聞社にまつわるお話。タカノ氏はそこに引き込まれ、お手伝いをしていく内に著者の変化、環境の変化を鮮やかに描いています。ラストはチョッときれいにまとまりすぎた気もしますが。 以前読んだ『犬の力/ドン・ウィンズロウ』の同じ著者の新作。同じような期待を持って読むと裏切られます。あれほど面白い本を書いた同じ著者とは思えないほどの差があります。しかし、そういった先入観を持たずに別の作家の新作として読めば、そこそこ面白い作品。
♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪

 昨日は長野は伊那のお客さんのところへ新任者への顔見せを兼ねてそして年末の挨拶で日帰りの出張。全て一人で運転し途中ハプニングもありましたが、無事諏訪ICに到着。峠越えをして辰野方面へ抜けるのですけれども、丁度お昼時になったので食べてから峠越えすることにしました。通り掛かりの、まったく情報のない蕎麦屋さんに遭遇したのでサクッと入って見ました。『手打ち 真味(しんみ)』と言うお店。駐車場は入りにくかったのですが、キチンと止めるスペースは4・5台確保されています。十割り蕎麦を標榜しているので、蕎麦の挽き方に違いはあれど全て十割りのようです。12時近くに入りましたが、他にお客もいなくて、これでやっていけるのかなぁと思いつつも、貸切でひっそり落ち着いてこれは好印象。6人テーブルが3つ、4人テーブルが1つ、2人用が薪ストーブの前に新聞置き場のようになっています。

 写真の物は田舎そば¥800の大盛り¥300=¥1,100。十割り独特のややポキポキ折れる感じの食感。蕎麦の香りはあまりしませんでした。つけ汁の風味、味のバランスはワタクシ好み。
 蕎麦湯は、茹でた蕎麦の量により濃さが左右されるので、期待しませんでしたが、蕎麦を茹でたお湯に蕎麦の実の皮を剥いて入れてあります、とのことで一風変わった蕎麦湯でした。蕎麦湯でつけ汁を伸ばすと更に出汁の風味がアップし大変満足しました。ワタクシはやはり二八蕎麦ぐらいの食感が好きですかね。