布団がふっ飛んだ日

甚五郎 せいろそば

 一昨日の火曜日、仕事の納品で埼玉は狭山方面に出掛けることとなりました。船堀の会社からは首都高6号向島線〜外環〜関越自動車道の川越ICで降りて国道16号を走れば、2時間も掛からずに辿り着くことができます。
 納品を済ませて、先方の担当者と少し話しをした後昼食を済ませて帰社することにします。狭山での用事を済ませた後では、ここのところお気に入りの蕎麦屋さんで蕎麦を楽しむことが多くなっています。以前もご紹介したふじみ野市にある『むさしの庵 甚五郎』さんです。

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 住所的にはふじみ野市なのですが、最寄の駅としては東武東上線ふじみ野駅よりも上福岡駅の方からのアクセスの方が判りやすいかもしれません。しかしながら、実際には自動車でのアクセスの方が遥かに楽チン&便利です。その場合は下り線の場合は所沢IC、上り線なら比較的最近出来た三芳PAからのETC出口からのアクセスが宜しいようです。

 所沢IC方面からですと、埼玉県道56号さいたまふじみ野所沢線を国道463号線方面からけやき並木を楽しみながら北上すると、右側にお店があります。植木のあしらいもなかなかの風情を見せる店構え。入り口左側には手打ち蕎麦屋さんらしく、蕎麦打ちをする部屋があり、お店の前に4・5台駐車ができ、裏手の方にも広い駐車場があります。ト−タルで20台近く停められるのでしょうか。



 チョイと早めの入店です。先客は奥の座敷に一組、メインのテーブルにお一人の初老の男性。メニュー最初のせいろそば¥730と太打ちのせいろそばを『そばのみ』(おかわりそば)¥750の二つを注文。*1。つゆは共通にしても差し支えないので、この方が¥100お得ですが、蕎麦湯につゆを入れて楽しむには、やや不足気味になるのでそこら辺は個人の好みによるでしょう。比較的こちらのお店は出てくるまでに時間が掛かるので、急いでいる時には避けた方が無難です。でもその分美味しい蕎麦が楽しめるので、早めに入るか、遅くなったなら12時の混雑時を少しずらした方がよさそうです。
 どちらか先にお持ちしましょうか?と問われたので出来たなりに、と答えておきましたがやはり細麺のせいろの方が先に出来てきました。ついつい比較の為にデフォルトの麺としてこちらを選びましたが、いつ食べてもこのせいろは比較的安定している気がします。サラッと食べて次を待ちます。

 少し間が空いて太打ちのせいろがやって来ました。平べったい蕎麦は通常のせいろに比べると、やや黒っぽい灰色がかった色合い。太打ちでもかなり独特の食感で、先程のものとはまた異なった味わいを楽しめます。一品だけだと物足りないものの、さすがにこれだけ頂けば満腹になりますね。
 まだ時間が早いので濃厚な蕎麦湯とは行きませんが、白湯というわけではない蕎麦湯で残ったつゆを割ってゆったりと蕎麦の余韻を楽しむことが出来ました。
 数ヶ月に一回訪れる程度ですがホールの店員さんもすっかり顔を憶えられて、いつもありがとうございますと折り目正しく挨拶をされて、お暇しました。ここのところ訪れる度にホールの店員さんが増えているような気がするのは、気のせい?
■むさしの庵 甚五郎

■住所 埼玉県ふじみ野市大井武蔵野1287-70

■電話 049-261-8007

■定休日 月曜・第3火曜定休(祝日除く)

■営業時間 平日:11:00-17:00 土日祝:11:00-21:00

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 充実した昼休みを満喫し、高速で帰って参りました。そんな事情で東京を不在にしていたのですが、その間にかなり強い風が吹いていたようです。平井大橋ICで首都高を降りて船堀街道を南に下っていると、電線に見慣れぬ物体があります。近くのマンションのベランダに干してあったのでしょうけれど、ピンクの毛布かと思いましたが強風にあおられて、布団が飛ばされてきたようです。『布団がふっ飛んだ』とはヒドいダジャレの代表格ですが、シャレではなく現実に起こったのでした。


 でも、実際には布団の重みや、風にあおられて電線が切れてしまう危険性も孕んでいますので、近くを見ると作業車が待機して、今まさに布団を下ろしに取り掛かろうとしているところでした。あと数十分後には跡形もなく撤去されていたでしょうから、偶然にしろ面白い光景を目の当たりにしたのでした。

*1:太打ちのせいろそばは『そばのみ』ではなく通常のものにすると¥850