京浜東北線沿線を巡る会〜赤羽

縁日酒場 的矢 赤羽

 タイトルにある通り、これまでほぼ一ヶ月に一度のペースで(震災以降はかなりの長期間ご無沙汰でしたが)京浜東北線沿線の駅周辺を巡る飲み歩きの会をブログ仲間であるみやけんさんぽぱいさんと共に繰り広げてきました。というのも、年上であるみやけんさんが大衆酒場の良さに目覚めたのもここ数年であり、京浜東北線の北の方にお住まいであること。またワタクシはかつて大船や大森といった京浜東北線沿線に住んでいたことがあり、現在でも御徒町をホームとして飲み歩いていること。そういった事情から京浜東北線の降りたことのない駅でも気になる街は総チェックというのがこの会の趣旨。ですからこの沿線での総駅数からするとまだまだ行けていない駅の数は多いのですが、一応みやけんさんのお勤めの都心部から北へと向かう沿線上の駅はかなりの数を巡ることが出来ました。そうして今回はとうとう都内での最北の駅、赤羽へと赴くこととなったのです。
 逸る心を抑えつつ、京浜東北線の車上の人となったワタクシは、少し遅れ気味に皆さんの集まる『いこい』へと急いだのでした。仕事の他に諸用がありまして、いつものようには早く参上することができないですが、一軒目の『いこい』さんはしばらく来ない間に移動してリニューアルされていました。前の雰囲気も独特で好きでしたがね。今回は早めに到着したぽぱいさんが自主的に0次会を催していたそうなので、到着するなり他へ移動することを提案させてもらいました。

 というのもぽぱいさんが行きたいという赤羽餃子センター。ご夫婦が高齢のため19時半には閉まってしまうことも、という情報があった為です。ワタクシがいこいさんに到着したのが19時丁度ぐらい。グズグズしていられないのと、いこいさんのホッピーの焼酎が意外に濃いので、お二人がここで出来上がってしまうのを防ぐ為にもササッと移動を促して、急ぎ足で現地に到着してみると無情にも張り紙がΣ( ̄ロ ̄lll)。すわ、具合悪くなって店を閉じてしまったのか?と焦りつつ、お隣りの商店のご主人に尋ねると検査入院をされているとかで、年内の再開を見込んでいる模様。ひと安心ですハァ…(|||´Д`)=3

 閉まっているお店の前に佇んでいても仕方が無いので、通りを歩いてまるます家さんの前に来て中で尋ねるとどうにも空きそうもありません、大人気ですね。仕方なく店を出て振り返る当たりに大きく出来ていたのが『縁日酒場 的矢』というお店。黄色い提灯が一際目を引きます、派手ですねぇ。しかし我々が目指すもの、求めるものはこうした『演出されたレトロ感』や酒場感ではなく、本当の歴史により醸し出される大衆酒場なのでここは外しておきます。

 先ほど通った時に一杯で場所が確保出来なかった丸健水産が何とかテーブルを確保できそうです。場所をキープしておでんを買いに行きます。この季節、立ち飲みでおでんなんて最高ですね♪

 おでんセット¥700、飲み物付き。飲み物はやはりここに来たら東京二十三区唯一の酒蔵小山酒造の丸眞正宗じゃなくちゃキマりません。ぽぱいさんは燗を付けてもらっていましたが、ワタクシとみやけんさんは常温のままで。この季節だと常温でも冷えすぎていない冷や、ですね。普段練り物は一切口にしないワタクシですが、このお店練り物は自家製、というか練り物屋さんのおでんが人気になり立ち飲みをやっているというお店ですから、ここは敬意を表して乾杯!(続く)