Gさん宅にて

tominxanadu2012-04-20

 Gさん宅に立ち寄り、今回の目的である当店スタッフのご実家のお兄さんであるMさんと会うこととなりました。所用があり少しタイムラグがありましたが、その間にGさんのご両親と初顔合わせ。夜の食事はどうするのか?と仕切りに心配されて、こちらとしてはこれからの打ち合わせがあるのでよく判らないとはぐらかす結果になります。
 少しすると先方のお宅に向かい、久々の再会。実は先月ぐらいに一度お店に遊びに来られているので顔合わせは済んでいるのでした。Mさんと挨拶を交わし、おみやげのお酒を前にして、こちらの方ではどういった魚が、いつ頃獲れるのか、種類やサイズなどを中心に詳しくお話を伺いました。ちょうど間の悪い時期で、冷凍してあった魚も在庫がハケてしまっているので、実際の魚を見ることは殆どできないのが残念。それでも色々と話を聞くことができて参考になりました。
 少し経つとGさんのお母様が犬の散歩がてら訪ねてきて、もう一度夕飯はどうするのか?と尋ねます。Mさんはもとより特に用意しているのではなかったようで、どこか食べに行こうかと・・・と言いつつやや押し切られるかのように、Gさんのお宅にお邪魔して御馳走になることとなりました。

 打ち合わせも終了して、一杯引っ掛けてからGさん宅に移動。歩いて30秒ほどとは言いながらも、ごくご近所さん。2分ほどで着いたでしょうか。
 既に漁師さんであるGさんのお父さんは朝が早いために、飲みだすのも早く良い感じになっています。後で聞いた話ですが、こちらのお宅はみんなでワイワイ飲むのが大好きなご家庭だそうで、それでしきりにウチに来い、ウチに来いとお誘いがあったようです。
 勧められるままにテーブルについてみると、近くの酒屋さんにビールをワンケースで配達させるように電話が始まり、その間にこちらがお持ちした焼酎をロックで乾杯。いつしかテーブルの上にカニが広げられています。

 先日1019さんにコメントで頂いたように、今回改めて見なおした食材の一つが、このつぶ貝。北海道で生まれ育ったワタクシも知らなかったのですが、けつぶ、真つぶ、さらには青つぶというのがあるそうです。左側がけつぶ、右側が真つぶとなっています。真つぶの方が素直な味で、甘味も強いのですが、けつぶの方は少し癖がある分、ハマるとこちらの方がむしろ好きになるファンも多そうです。
 Gさんのお父さんはこの真つぶを水貝にしたもののがお好きだと仰り、早速自らの手で作って下さいました。

 こちらはニシンの酢締め。ワタクシも色々と酢締めにしてみましたが、ニシンというのは初めて。ニシンは刺身で食べられるほど新鮮なものは手に入りませんからね。これも締め加減が良く、ワタクシもマスターもお気に入りの一つになりました。

 明日の朝が早いからとご家族皆に早めに寝るように促されるお父さんの秘蔵コレクションからBalbenieというスコッチ(21年もの!)を少し頂きながら賑やかに夜は更けていくのでした♪