米子の夜

やきとりときやさんにて

 さて少し寄り道しましたが、長距離バスに乗る前に米子の夜を満喫しましょう( ̄ー ̄)ニヤリ。今回は行程の都合上立ち寄った街でありまして、本来はそのつもりが全くなかったのに降って湧いた空き時間、有効に使いたいものです。時刻は夕方17時、出発は22時半ということで駅近くでなら最低5時間は飲めるというものです。ちょうどいい時間ですネ♪
 駅の観光案内で聞いたところ、米子の飲み屋街はこちら。

 要するに駅前と、角盤町という飲み屋街があるようです。過去の経験から市役所付近、中央・中町(仲町とも)、元町などといった町名も古くから栄えている街(そういえば栄町というのもそのままズバリですね)である事が多いので、そこら辺もチェックして参ります。

 駅前の大通り沿い。しばらくこの辺りを歩き回ったけれどもこの一角が一番賑わっているというか、お店の体裁がしっかりしていました。この駅前の通りにワンサカお店が立ち並びますが500mもするとお店がまばらになります。その通りから両側一本入った奥のほうが地元色の強いお店が増えているようでした。気になる焼き鳥屋さんもありましたが、この先角盤町というのも気になりますから、ここで入ってしまっていいものなのか、迷いながら歩を進めたのでした。
(実際の時間軸では出てきてから撮影したので入った時はもっと明るかったのですけれど)
 やや雨脚も強くなりつつそれにメゲずに歩いて角盤町にやって来ました。しかしながら雨模様とはいえまだ立ち居並ぶお店のそのほとんどがまだオープンしているのでもなく、かと言ってほぼ満席のお店もあったりで結局外れまで来てしまったワタクシは、大山どりと書かれた幟はためく1件の焼き鳥屋さんに入ることに決めました。やきとりときやさんです。時既に米子駅を降り立ち30分以上経過しているのですから。

 駅前から角盤町まで約2km、乾いた喉に染みる一番搾り。何となく頼んだ奴に付きだしの枝豆。これだけで結構お腹が膨れるというものですが、焼けて出てきた串が2本ずつでしたので砂ずり(砂肝)とむね肉(各¥250)でお腹がいっぱい。タイムサービスで確か20時ぐらいまではもつ煮込み¥300が¥200のサービスになっていたと思うけれど、ついぞ頼むことは出来ずじまいでした(涙)。ゆでたまご¥0の衝撃的サービスも、同様に(ノД`)シクシク。*1
 ほぼ一時間の滞在中お客はワタクシ一人、貸し切りのようでしたがようやく入ってきたグループ客にバトンタッチしてお店を後にしました。米子の夜の街はようやく目覚め始めたようで、明らかに活気が勝ってきています。良さそうなお店も何軒か見つかりましたけれども決め手に欠け、結局ただブラブラと夜の街を放浪。

 ほんどおり商店街という年季の入ったアーケード街。夜の20時過ぎ人気がないのですが、明かりの付いているお店には人影がまばらながら見えています。それにしても前後100m以上人影がないのは凄いです、この時間帯にして。これが地方都市の現状なのですね。

 ブラブラと歩いて結局舞い戻ってきた米子駅前通りの飲み屋街。先ほどチェックしていた焼き鳥屋さん、先程一軒目に焼き鳥屋さんを選んでしまった手前、連チャンはキツイですからねぇ。近くに輝きを放っていた庄屋という居酒屋さんに入ってみることにしました。夕方最初に見掛けた時には『名前がなぁ(苦)』と思い却下していたのですが、改めて外に掲げられているメニューを吟味すると悪くありません。ブラブラ散策しているのもそろそろ疲れてきましたので*2


 見慣れないメニューがいっぱいのこの日のおすすめメニュー。うーん、まとまりのない順列ですが、恐らく少しずつ張り替えたりしたのでしょう。ヒラマサの刺身は関東ではあまり馴染みがないですが、こちらの方面ではよく見かけるお魚です。釣り好きにはいいターゲットですがね。てっぴとは分からなかったので尋ねるとふぐの皮のことだそうです。てっさの皮(かわはひとも読めますね)でてっぴなんですね、なるほど。こしょう鯛も聞いたことが無いです。『ばばちゃん』はItopさん宅でも話題になっていた深海魚で、チェック済み。

 ということで、結局頼んだのはほうぼう刺し身¥400。このお値段でこの盛り付けは申し訳ないですね。実際カウンターの端に陣取っていた女性御一人様はトビウオ刺し身¥580で同様の豪華盛りつけでしたから素晴らしいことこの上ないです。こんなことなら最初から入っていても良かったと後悔しても既に時遅し。すぐさま瓶ビールを片付けますが、こんな時に限ってペースが上がらないものです。

 お酒に切り替えまして、と。諏訪泉、日置櫻、鷹勇、李白あたりは知っていますが、存じ上げない美人長をチョイス。手頃なお値段もいいですねぇ。時間も迫ってきていますので次なるお店へと移動するためにお会計してもらったら本当にリーズナブル。米子にもし来ることがあったらまた来ようっと。



 他にもグルリと一周したけれど、時間も押し迫りお酒はもういいかなぁとこれから夜行バスで寝落ちする前に〆のラーメンを。ということで目についた駅前ターミナルにあったラーメン屋さん。ラーメン大和さん。
 それにしても¥390って安くないですか?JRに家賃を収めているというともっと店子の料理値段には上乗せされていてお味の方はムムムッ、ということが多いのですが。
 ¥390なら文句なし、背脂がやや多い目というのが特徴でしょうか。これで明日の朝まではもう何もいりません。オヤスミなさい、ってことで22時半定刻通り夜行バスは岡山県に向けて出発したのでした。

*1:っていうか、この後のこともあるし1軒で済ませたくないので少しずつ堪えるというかなので中途半端なのですけれど、また自分としても以前ほど沢山食べることが出来ないのでつまらない結果になっていますねぇ、今改めて見ると。

*2:EXIFで時間をチェックしたら40分以上歩いていました