M屋、改めて評価

M屋さんお品書き

 年明け東京タワーで集合した『にこけん(日本煮込み研究会)』の新年会の折、入り損ねたお店でM屋というお店がありました。外観からすると、その立地条件からも、かなりそそられるお店だったのですが、休日の昼間にも拘らず、お酒の提供はしていないと言われ、またその客あしらいも何だか興醒めする感じで、かなりのマイナスポイントを稼いで下さったので、即行でお店を後にしたのでした。
 ・・・と先日、秋葉原〜神田と流れて飲み歩いていたときのこと。立飲みの『かどころ』さんで2杯飲んだ後、洋風居酒屋『DARUMA』さんでウィスキーのハイボルを飲んだ後のお店が中々決まらず、駅の周辺をぶらりぶらりとしておりました。それにしても神田駅界隈は物凄い数のお店がありますね。どこに入ろうかと、本気で迷ってしまうほどです。すると、この間グルメッチー☆さんや元坊さん、その他大勢のグルメッチー☆さんのお友達(中央グルメ会。葛飾グルメ会、中央少年合唱団の皆々様)と楽しく過ごした『加賀廣』さんのある南口からすぐの路地に、チョッと良さそうなお店がありました。っていうかお店をアピッていた店員さんが感じ良かったのでつい入店。それが先に述べたM屋さんの神田店だったという事なのです。
 呼び込みをしていた店員さんは入店すると、上の階(お店は2・3階あり)が忙しいのか、はたまた元々上の階が担当なのでしょうか、階段を上がって行ってしまいました。キャバクラの女の子が路上で客引きをしていてキャッチしたら、再び路上に戻るかのようです(爆)。
 カウンターに席を決め、まずはこの日初めてのホッピー。ツマミは何にしようか、初めてのお店でメニューを眺めながら迷っている、そんな時間が一番楽しいですね。とは言っても大体自分の好みは一定しているので、お腹の空き具合と相談しながら、決めるのですけれども。その日のお勧めもやはりチェックは欠かせませんね。店員さんの動きも切れがありなかなか良さそうなお店です。
結局注文したのは、『さめの軟骨梅和え』という我ながら渋い選択。コリコリした歯触りながら全くクセがなく梅の味が舌をさっぱりさせてくれます。実のところ、ワタクシは梅干はあまり得意ではないのですが、こういった時にたまに頼んでみたりするのです。自分の料理に反映させるお勉強も兼ねて。この日はこれにて軽く終えたのですが、一軒目からこのお店でスタートするのも良さそうです。
 同じお店なのに、やはり人(スタッフ)が居酒屋を含めお店としての印象を大きく決定付ける、そんな当たり前のことに気付かされたある日の夕べでした。