再び、川崎探検隊

 9月7日は久々に川崎巡りということで、予定を空けておりました。しかし、この間の雑色(ぞうしき)で衝撃的な体験をしたことを話すとMさんがちょっと外れるけど同じ沿線だから是非雑色に行ってみたいと言うことで、今回は雑色を最初に訪れることにしました。
 この日はあいにく雨が夕方から降るという予報で、傘を持って行きましたが、両国駅からJRで品川駅へ、それから蒲田までは京急線で行くので京急線の乗換え口でSさんと待ち合わせ。京急蒲田に着くころにはどんよりした空がその黒さを増しています。
 雑色に降り立つとアーケード街を右に歩くこと2・30秒。立ち飲みの『まんねん』さんです。店内はもう既に半分以上埋まり、店員さんは大忙しです。それでも、お得な『まんねんセット』を人数分取ってしまったらその後が大変ですから、二人前と飲み物をチョイスすると、こうした方がお得ですよ、と教えてくれたりで親切この上ないのです。飲み物が揃い、乾杯してドテ焼きとドテ焼き皿盛をつまんでキャベツのお通しをつまんでいると、大音量の雷鳴が響いてきました。比較的穏やかな音でBGMが流れているお店なのですが、それをかき消すように雨音が聞こえて来ます。

 ドテ焼きとドテ焼き皿盛は同じ牛スジを煮込んでいますが、ドテ焼きは串に刺したものが3本、皿盛はバラバラのものがコンニャクと煮込んであり、これこそ煮込みです。少し脂っぽいのですが、付け合せの紅ショウガが良い感じで中和してくれます。串揚げはめいめいが好きなものを選んでレンコンやイカゲソ、玉ねぎとヘルシーなもの中心で。
 今回も『レバ半焼きにんにくダレ』を注文。半生のレバは柔らかく好評で4人でつつけばあっという間です。一人だと多くて二人だと少ないぐらいの量です。

 飲み物も追加して一人あたり¥1,200ほどでした。まだ雨が降っているので雑色のほかの所を探索するのは諦めて、前回同様、『医食同源』さんを二軒目にしました。ここでも二人前のセットとドリンクという事にしますが、その安さには目を見張るものがありますね。先程の『まんねん』さんではお客の側で選択肢があるのですが、こちらのお店ではお店側で決めたものが提供されます。何が来るかと言う楽しみはありますが。

 串焼きはタンとカシラ。串揚げは写真が残っていないし記憶がありません。ただ『まんねん』さんに較べて、パン粉の大きさが大きく、小さい『まんねん』さんのほうがサッパリ食べられる感じです。安く飲むにはこちらの方は魅力的ですね。コチラではお会計しても¥800程でした。安〜♪

 目の前の雑色駅から電車に乗って、今度は川崎へ。川崎ではもう食べる方は一杯なので、バーで一休み。もうお馴染みになったBar『Hashishi』です。スタッフさんにも少し覚えられたようでMさんは挨拶を交わしています。前回は居なかったGさんは丁寧な物腰で、一緒に行ったNさん(北極会)がお気に召したようでした。ワタクシとSさんは二杯ずつ頂きましたが、Mさん、Nさんはテキーラで乾杯などをしていてかなり盛り上がって楽しんでいました。

 世界の山ちゃん手羽先のお土産を買い、そのままSさんはお帰り。残った両国・錦糸町組みはいつものように、天龍銀座街店さんで〆。ビールと餃子は欠かせません。パリッとした皮で野菜中心の餡はいくらでも食べられそうです。食べていると出来上がってきたのがいつもメニューの上の方にあって気になっていた『ふかひれラーメン』¥945。あんかけの具は色々と入っていましたが肝心のふかひれは…言わぬが花でしょう。今度からは普通の五目あんかけの方がお得で良いかもという結論で川崎の夜は楽しく終了したのでした。