圧力鍋のパッキン交換 

 もつの煮込み、牛すじの煮込み、トリッパ等煮込み料理に威力を発揮する圧力鍋。ワタクシの使用しているものは実家から譲り受けた30年もの。小さい頃身体の弱かったワタクシは玄米を食べることによって体質改善ということを親が考えその時に購入したものらしいです。結果として玄米ご飯が美味しくないという小さい頃のワタクシのささやかな抵抗によって、あえなく玄米ご飯の導入はほんの数ヶ月間で見送られましたが、圧力鍋がその証拠として残ったのでした。
 それを一人暮らしする際にもらってきたのですけれど、それから十数年。何の支障もなく使っていたのですけれど、去年ぐらいから煮込んでいると蒸気を逃がす口以外のところからも大量の煮汁が漏れていることが度々あり、最初何か判らなかったのですけれど、どうも蓋から漏れているらしいとの疑いが濃厚になりました。
 そこでそろそろ寿命かなぁとアマゾンで圧力鍋を検索したらそれほど高いものではなく、クリックしようとしたのですけど、一応念のため実物を見て検索してみました。平和アルミのPC-380というモデルです。驚いたことにそのモデルは廃番ではありますが、部品が取り寄せできるということが判明。しかも平和アルミの製品は日本のメーカーで純国産の高級品ということが判りました(驚)。他社のは国内メーカーでも海外生産だったりするとのことです。
急に愛着が湧き、急遽部品を購入することにしました。
 現在は平和アルミ製作所から鋳物屋としてアフターを担っているそうですが、山形の方にあるそうです。メールフォームで部品注文すると数日で回答メールがあり返信すると三日ほどで送られて来ました。今回交換するのは蓋のパッキン、安全弁一式、重りです。




 パッキンは思いの外それほど力も要らずに外せました。飴色になったのは長年の歴史のせいですね。30年持ったのが不思議なぐらい。新品の方はグレーでこれを入れるのはどうでしょうか?


 安全弁は表のナット部分を手で回すとすぐに外せました。裏側(内側)は手持ちのボックスレンチを合わせると17mmが合いました。これも外してこびり付いた汚れカスをナイフやブラシでこすって落としました。そう簡単には落ちませんのですぐに諦めます(爆)。


 濡れたまま新しいパッキンを順序良く入れていくとスンナリ入りました。乾いたままよりも入りやすかったようです。テストはカップ三杯ほどの水を入れてガスの火に掛けて沸騰し、重りが正常にカタカタ動けばOK!問題なく作動しました。沸かしたお湯でお茶を入れて一服。

 それにしても圧力鍋は『一生もの』と言われるらしいので、末永く使いたいものですが次に部品を頼むときにあるのかちょっと不安もありますがこれでまた暫らく持つでしょう。