Ammonia Avenue/The Alan Parsons Project

 久々の飲み歩き、食べ歩き以外のネタ(恥)。
 その昔、高校三年のクラス替えの際同級生となった新しい友人宅に、何故だか忘れたけれど、昼下がりに少しお邪魔することになって初めて聴かされたアランパーソンズプロジェクト。その時に聴いたのは

VULTURE CULTURE

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でした。当時『ステレオ』を始めとするオーディオ雑誌では彼らのアルバムが録音が良いということで高い評価を受けていてその名前だけは知っていたのですけれど、聴くのはそのときが初めてでした。しかしながら当時は今ひとつピンと来なくってフーンと淡々と聴いていたのですけれど、以前も紹介した『I Robot』を中古で買うまで聴かなかったのですけれど、これには凄くハマりました。その後色々と彼らのアルバムを買い漁るようになったのですけれど、今回の『Ammonia Avenue』というアルバムはかなり取っ付きやすい作品だと思います。
Ammonia Avenue

  1. Prime Time
  2. Let Me Go Home
  3. One Good Reason
  4. Since the Last Goodbye
  5. Don't Answer Me
  6. Dancing on a High Wire
  7. You Don't Believe
  8. Pipeline
  9. Ammonia Avenue

 ミドルテンポ中心の曲が並んでおりますが、何といっても一連の流れが素晴しい構成でさすがはプロデューサーとして名を馳せるだけはあるなぁと唸らされます。ロックと言うならばもう少し熱さが欲しいぐらいの、むしろ淡々とし過ぎなきらいのある#1に較べるとヘヴィなリフで始まる#2、このVo.は好みです。彼らはVo.を曲によって変えるのでいくつもの曲の印象があります。これももしライブでもう少しテンポを早くしたら受けそう。#3もベースが活躍しつつドラムスの音の処理に特徴があります。#4は甘いVo.のメロディラインで歌い上げる佳曲。『最後の別れ以来』とでも訳しましょうか?
 きっとアナログレコードの時代B面一曲目の#5、フィル・スペクターの音作り*1を真似たと評される爽やかな曲。それでも突き抜けないどこか寂しさ、切なさを感じさせるのはブリティッシュ・ロックの特徴とも言うべき点でしょう。#6のストレートな暗さの方がむしろ聴くほどにハマりますが。#7は結構似たような曲が他の作品でも見え隠れするのは内緒^^。#8はこの作品のジャケットのイメージともなった工場の写真(ジャケットは工場のパイプラインを横に倒して鏡対象に展開したもの)でも取り上げられているようで、これはインスト曲。シンセのリフが印象的。ラストの#9は一転してピアノとアコースティック・ギターとで紡ぎ出すバラード。後半に向けてストリングスも入って盛り上がって行きます。確か、アラン・パーソンズ自身はロイヤル・フィルに関した仕事に携わっていたような・・・。

*1:いわゆるWall of soundネ