大手三社の醤油さし

醤油3種そろい踏み

 どういう訳だか自分でも不思議ですが、醤油が好きなんでありますね。もちろん塩分の過剰摂取に繋がるので、何にでも醤油を掛けたりはしませんし、醤油味のソフトクリームを好んで食べたりましませんが。ただバニラアイスに醤油を数滴垂らすぐらいだと、醤油の香り成分とバニラの香り成分が相乗効果で風味が増すというので試したことはありますけれどもね。そこら辺はこちらのサイト:(有)北伊醤油で取り上げられています。
 さてスーパー等小売店で購入して来る際には、大概は1Lなり一升瓶なりの形状で買う事が一般家庭では多いと思いますが、調理中ならともかく食事をする席では使いにくくて、『醤油さし』(『醤油入れ』・『卓上びん』とも。ワタクシの語感からすると『醤油さし』がフィットするので以下、便宜的に『醤油さし』とさせて頂きます)に移し替えるのが普通だとは思います。もちろん好みによって、丸のままボンと置く家庭もあるのでしょうけれど。

 居酒屋などの飲食店ではそんな『醤油さし』を見るのが癖になっています。ちょっと気の利いた料理屋さんや寿司屋さんでは陶器の醤油さしを置いてあるのが一般的なようですけれど、居酒屋さんや気のおけない町の中華料理屋さんなどでは写真のようなメーカー製の醤油さしが多く見受けられますね。商品としての醤油が欲しくて買い求めるだけでなく、その器としての用途で買い求める方も恐らく多いと思います。大体¥200〜220程度で販売されていますので、中身の醤油そのもののお値段は150mlしか入っていないので計算上は非常に高価なものとなります。特価品なら1Lで¥178ぐらいですからね。




 ワタクシが普段使っているのもこちらのタイプ。前回の引越しの際に前のものは紛失したので、『特選丸大豆しょうゆ』の『卓上びん』(これがメーカーの正式な名称らしいです)を買い求めました。過去にグッドデザイン賞を獲得した経歴、その独特のフォルムと液ダレの問題を解決した、と様々な薀蓄が含まれています。醤油さしと聞いて、イメージするのはこちらが多いかもしれませんね。実際の中身は普段使っている『伊賀越(イガゴエ)』の蔵出ししょうゆが入っています。




 ところで、醤油メーカーでは他にも同様にこのような卓上瓶サイズを販売しています。普段行かないスーパーの醤油コーナーは必ずチェックするのが常。とある日、大田区のOKストアに仕事のついでに立ち寄るとこちらの卓上瓶を見つけました(嬉)。以前居酒屋さんで見掛けて結構欲しかったんですよね。タップリ入りそうな末広がりといいますか、上から下へ滑らかに広がるフォルムですが、容量は150mlとキッコーマンと変わりがないようです。また醤油のキレ(液ダレ)もそれほど悪くないようです。





 先日、亀戸の小池屋さんというもつ焼き屋さんを訪れた際に、お店を探して歩いている時に偶然見つけたサンケイというスーパーで発見したのはこちらのヒゲタの卓上サイズ。こちらはだるま型と言いますか、コロンとした下半分と対照的に少しすぼまった上半分のフォルム。内容量は少々少な目の100mlです(購入価格¥225)。これもヒゲタ醤油の通常品の『こいくちしょうゆ』とはキャップの色が赤からクリーム色に変更されているようです。何種類も一時に口を開けると醤油が酸化して悪くなってしまいますのでまだ『本膳』は開けられないのが残念。