ネギを育ててみる

ネギを植えてみた

 薬味として、また彩りとしてもワタクシに欠かせないのはネギでございます。毎朝の朝食には味噌汁が付き物ですから、その味噌汁の具にワカメと豆腐という組み合わせは定番中の大定番ですが、そこにはやはりネギを散らすとグッと満足感が高まろうというもの、ネギ嫌いの方には申し訳ありませんが。とは言うものの、ネギではなく納豆が大の苦手なワタクシは、ネギ入り納豆を食べてきたであろうと明らかに判る中年サラリーマンの吐息には閉口しますので、ネギ嫌いの方の気持ちが満更判らないではないのです。
 話は戻って、そのネギの話。大抵のスーパーや八百屋では一本売りをしているよりも、複数、2・3本まとめていくらという売り方の方が多いし、また割安感があるのでまとまった物を買ってきますが、これが意外と薬味だけでは減らないのです。秋から冬に掛けて鍋にでもするというのならグッと消費量もアップするのですが、味噌汁に散らしたり、料理の仕上げに使うぐらいではタカが知れています。

 そこでキッチンに置いておくといつしか切り口から乾燥し、中の一本がニューンと伸びてくる、というのが相場でしょう。そうなると端を切り落として外側の薄皮を一枚剥いて・・・と次第に痩せ細るおネギさん(哀)。新聞紙を濡らしたものにくるんで、という保存法も知っていますが、拙宅ではあいにく新聞を購読していません。またグラスなどの細長い器に水を入れてそこに投げ込んでおくというのも有効な手段ですが、暑さで一度腐らせたことがあります(泣)。
 そこで思いついたのが、ベランダでいつかバジルの苗を買って来て育てていた名残のプランターがカラカラに干からびているもの。これを有効に活用してみましょう。

 本当は近所の公園の土を掘り起こしてミミズちゃんをヘッドハンティングしてスカウトし、耕してもらう、というプランもあったのですがいかにも不審人物に見られそうなので断念してアルカキットのダイソー腐葉土を買って来ました。土いじりするためのショベルもなかったので同時に購入。カラフルにありますが渋い黒の塗装をチョイス。これで¥200ですからやはり100円ショップというのは偉大です。ちなみにこのプランターももちろんかつて同じダイソーで買って来たものです。強いショックを与えたら数年間の紫外線で脆くなっていそうですが。


 まずはポットから移したままの根がそっくり残っているバジルの残骸の処理から。ショベルで掘り起こしながら大まかな茎とおぼしき成れの果てを取り除き、腐葉土を少しずつ加えました。ここら辺は調べた訳でも、知識があるわけでもないので適当です。読者の皆様は既にお分かりの通り、凝り性な性格なものですから調べてハマるとのめり込みそうになる危険性があるので、手を出さないで来た禁断の領域なのです。そこについに今回手を染めてしまったのですな(犯罪じゃないけれど)。



 今回買ったネギはいわゆる小ねぎタイプのもので、浅葱や万能ネギと称して売られている、葉の部分を食べるものです。薬味としてザクザク刻んだ残りの根の部分を残しておいて、土に埋め込んでみました。あ、もちろん水はたっぷりと含ませておきましたが。水はけが良いようなので、タップリ遣っても直に下の方から染み出して来ます。まずは初日(8/3)一本植え、翌日に一本追加して、と繰り返し今では6本植えるまでになりました。
 この陽気ですから植え替えられたネギちゃんは可哀想なものですが、どうなることでしょうか?

 これが昨日の状態。一本目の矢印をしたものは、この写真でいうと丁度真ん中の段の左側のもの。やや生育不足ですがまだ枯れていないので、しばらく様子を見て行きます。他のものの生育は上の段は植えたばかりでまだ判りませんけれど、下の段は結構良い具合なんじゃないでしょうか?化学肥料は使わないつもりなのでどうなることやら・・・。