川崎大師へ〜仲見世、そして平間寺

平間寺 大本堂

 通りを指示通りに曲がると、グッと雰囲気が出てきました。鳥居のところにも蕎麦屋さんがあり、ここの角にも蕎麦屋さんがあるのは偶然なのか、それとも昔からの名残なのでしょうか。
 トントントンとどこからともなく小気味よい音が響いてきています。

 仲見世の入り口には、二軒の飴屋さんが凌ぎを削っております。なるほどここで飴を切っているのですね。それにしても
せき止め飴が名物だなんて知りませんでした。

 このように実演と言うか、機械に柔らかい飴を巻きつけて練っています。こうして練った飴を棒状に伸ばして包丁でトントントンと小気味よいリズムで切っていくのでしょうな、TVで見たことがあります。試食を差し出すおばちゃんの手がガンガン出てくるので一つつまんでみたのですが、甘さはグッと控えめ。驚いたのは見た目は固形物の飴なのに、舐めるとフニャンという感じでとても柔らかいのです。

 仲見世通りは先ほど歩いて来た表参道よりもズラズラッとお店が密集しております。

 カラーもいいですが、たまにはモノクロームも。こうした風情には似会いますね。

 成田山新勝寺の参道ではよく見かける漬物屋さんは、こちらではあまり見かけない存在でした。そんな中で一軒気を吐いている町田屋さん、奈良漬で勝負です(謎)。

 やはりここでもだるま屋さんがあります。それにしてもおびただしい数のだるまに、先頭切って置かれている招き猫。こりゃァ、お店自体も商売繁盛間違いなしだワ^^。

こちらは大山門と呼ばれる門です。

 ワタクシ、本当に事前の下調べもなしに来たので恥ずかしながら存じ上げなかったんですが、川崎大師というのは通称で、正式には『金剛山 金乗院 平間寺』というそうです。

 大山門をくぐると、大本堂。川崎大師に興味を持ったのは2・3年前の夏に見た、風鈴市の映像です。もちろんこの夏のはとっくに終っていましたが、TVで見た時に予想したよりも広大な境内という感じはしませんでした、正直言って。ワタクシのイメージ的には長野・善光寺があったものですから。

 そうは言っても、むしろ手頃な大きさということで好印象。川崎大師駅のホームで電車を降りた時には年配の方々ばかりでしたが、一人で参拝している若い女性も居たりして。幅広い年齢層に受け入れられているようです。

 弘法大師、なるほど、ここから大師という名前が来ているのだなと推測。

 お水場と呼ばれる水場。何だか親子で良い感じ。

 八角五重塔という五重塔。古(いにしえ)からのなにか重要な建築物かと思ったら、

1984年(昭和59年)、弘法大師1150年御遠忌・大開帳記念として落慶
    Wikipediaより引用

とのことで、知らないほうが良かったかも、ガクッ(;´д`)

 こうして一回りして大汗をかいて、平間寺を後にしたのでした。