小倉から熊本へ

全国唯一の味噌天神

 前夜の飲み過ぎに祟られることもなく、スッキリと目覚めた翌朝。小倉の朝は早いのです。そうです、朝は10時から飲める立ち飲み屋さんもあるぐらいですから。後で知ったことですが、新日鉄のお膝元八幡から近いこともあって、交代作業の労働従事者が多く存在するのでこうして朝からでも飲めるようになったんではないかと推察されるのですね。

 とは言え朝から飲む気はあまりしなかったので(本当か?)、まずは朝食を。ということで前日から目をつけておいた宇佐屋さんへ。10時開店と書かれているのに、10時15分過ぎに女将さんらしきお店の女性が出てきて札を返していました。

 良いですかぁと声をかけながら入店。これまでずっとかけうどんOnlyで通してきましたが、この日はついにごぼう天うどん¥420に変更しちゃいました。ちなみにこちらのお店のかけうどんは¥310でしたが。

 見目麗しきごぼう天うどん様のおな〜り〜♪かまぼこも二切れ、ワタクシは食べないけれど分厚さが嬉しいですね。思っていた通りの代物、ささがきゴボウのかき揚げは浸して食べるも良し、カリカリのうちにかぶり付くのも良しですね。確かこのうどん、今回これまで食べた中で一番コシのないうどんでした。箸で持ち上げると切れそうなぐらいの。でもこれは以前バイク旅で訪れたお店でも初九州のうどんは小倉だったので経験済み、驚きはしません。やはり揚げ物が入っているだけあり、満腹感がアップ。やや塩気が強かったものの美味しく頂けました。
 その後ブラブラ歩きを繰り返して、今回気に入った小倉の街を名残惜しく楽しみながら移動の時刻を待ちます。今回は前半でも申し上げた通り、バス移動を効果的に利用することで全体の交通費削減と利便性の向上を図りました。北九州の小倉からJRで熊本まで移動した場合は新幹線でおよそ一時間、7千円後半という検索結果です。しかし急ぐ旅ではないので、新幹線は却下。普通電車でも¥3,500程度だそうです。しかしながら高速バスですと小倉の駅前から熊本市中心部まで乗り換えナシで¥3,390。これをチケットショップで¥2,800という回数券を購入・利用することで移動が可能になりました。

 朝ご飯が遅かったために乗り換え地近くの水前寺で遅ーい昼食。とんこつラーメン¥450だったか。高速バスを降りた味噌天神なる場所から最寄りのJR駅までは新水前寺が近いのですが、何もなさそうと思い敢えて隣駅の水前寺駅に赴くと予想よりも何もなく、15時過ぎに営業されていて、大袈裟に言うと地獄に仏的なラーメン屋さんでした。黒っぽいマー油が熊本に来たことを再認識させてくれます。

 駅近く、ロードサイドのお店でカウンターのみ、8人ぐらいでギュウギュウでしょうか。人心地ついたワタクシは駅に併設のスーパーで地場産品(彼の地ではじげもんとか言うそうな)をじっくり眺めること仕切り。傍から見たら何も買わずにあれこれと1時間以上、不審人物ですね。

 熊本在住のUさん宅近くの駅まで案外混んでいる2量編成の電車に揺られて移動。懐かしのお顔を拝見して車で移動。前回訪れたのは2006年の末のことでしたから、実に7年以上。新築だったお宅もいい感じに馴染んできていました。
 大阪で買ったお土産の他に博多の夜に仕入れた情報で思わず買った激辛の高菜漬け。フクショクC&C店で¥210(税込み¥226)というから嬉しいじゃァありませんか。普段お土産のお値段は言うもんじゃありませんが、こればかりはネタとして買っていったのでバラしちゃいました(^_^;)。
 『極度の辛さの為、お子様や体の弱い方、辛いものが苦手な方はご遠慮下さい。』なんて書かれていたらそそられちゃいますもんね♪その晩は、近くの居酒屋さんに行って歓待して頂いちゃいましたので、翌朝に食べることになりましたがとっても辛口で美味しかったですよ♪阿部勉商店というお店が製造販売です。あまり情報がないようなので貼っておきましょう。
〒839-0809 福岡県久留米市合川6丁目4−7
0942-44-2249

 さて、お友達のUさんから嬉しい提案。金曜に訪れたのですが、翌土曜日にキャンプに行こうと誘われたのです。もちろんワタクシキャンプ大好きですから返事はOK!。道具はもちろん揃っていますし、温泉に入ってキャンプなんて何年ぶりかなぁ。翌朝が待ち遠しいです。

 朝ご飯を済ませると、思いがけないイベントの後にキャンプに出かけます。その途中昼ご飯。またしてもウエストにていか天うどん・温玉明太子ご飯セット¥750。

 すぐだから、すぐだからと言われつつも思いがけず長距離ドライブをお任せしてキャンプサイトに着いてテントを張り火を熾しビールをぐびっと。いやぁ堪りませんね。お互いに大好きな日本酒をメインに据えて焚き火を見ながらの語らい、良いもんです。翌朝玉名で玉名ラーメンなるものを初めて頂き、再びUさん宅へと舞い戻った私達二人は心地よい風の中、昼寝に落ちたのでした。