Reckless/Bryan Adams
- One Night Love Affair
- She's Only Happy When She's Dancin'
- Run to You
- Heaven
- Somebody
- Summer of '69
- Kids Wanna Rock
- It's Only Love
- Long Gone
- Ain't Gonna Cry
今日、D.Fosterの『River of love』を聴いていたら、Back Vo.でB.アダムスの声を聞いてフト思い出した一枚。実際には、CDでは所有しておりません。
しかし、生涯初めて自分で購入したアルバムであります。当時はレコードでした。丁度、高校入学当時、それまで貯めに貯めた貯金で一通りステレオ装置と言うものを揃えまして。その頃はフルサイズ(幅430〜450mm)のコンポからミニコンポと呼ばれるものに主流が変化していく時だったのですが、時代の変化を読み間違えました。ミニコンポにもAD(アナログディスク、いわゆるレコード)が標準装備で、オプションでCDプレーヤーと言う時代。そのつもりでフルサイズのバラコン(ばら売りのコンポ)を当時のステレオ誌で熟読し揃えたのですが、翌年にはミニコンポの標準にCDプレーヤーが納まっていたのでした。そうは言っても、元手がないので買い換える訳にも行きませんでしたが。
まぁ、そんな事はさておき。
中学一、二年と洋楽に染まっていき、デュランデュラン、カルチャークラブ、YES、M.ジャクソンなんかがヒットチャートを賑わせておりましたが、受験勉強に阻まれていくらか浦島太郎状態の中学三年生の春休み。さて何を買おうかと。
それでも、当時、FM雑誌というのが全盛で、ご多分にもれずFMステーションというのを読んでいました。その中で、『初めて買った一枚』というコーナーが有って、そう言えば将来的に聞かれた時に、『春日 八郎のおとみさん』とかそう言ったのはウケ狙いでは良いけどなぁ、と密かに思いました。
そこで、当時絶大なる人気を博していたこのアルバムと、Beatlesの良く判らないベスト盤を。恐らく日本企画盤でしょう。
Recklessとは、無謀であるとか、当時英和辞典で調べた記憶では、若さゆえの無鉄砲、という意味だったような。
そんなタイトルとは裏腹に、出すシングルがことごとくヒットチャートに上り、半分くらいはシングルカットされたようでした。
最初に良いなぁと思ったのは、#3のRun to youでした。少し張り詰めたような感じの曲で、イントロからしても格好イイです。Bassがゴリッとしていて、こういった感じのBassがその後の基準になってしまいました。(Fleetwood MacのJohn McVieのプレイも好きですと言ったら大体の傾向が判る方には判るでしょう)
続く#4がこのアルバムの人気を不動の物にしたんではないでしょうか?チョッと純朴な感じで、センチメンタリズム満載です。トータルで言うと結構ロックっぽさ60%以上、ポップさ加減の上手さが光る、'80年台の名盤の一枚でしょう。…って、これで終われば、いわゆる一発屋なんですが、この人ケヴィン・コスナー主演の映画ロビン・フッドの主題歌"(Everything I do)I do it for you"という曲で、さらにヒットを飛ばしましたね。スゲー!にも収録です。