にこけん in 恵比寿

 昨日の夕方は暑い中電車を乗り継いで恵比寿にまで赴きました。ひさびさのにこけん(日本煮込み研究会)があるからです。恵比寿に来るのは、前回がにこけんでの花見の二次会で移動して訪れた時以来のこと。余り馴染みのない街なのです。

 駅前のバスターミナルを大きく時計回りに歩くと目的のお店が見えてきました。『たつや』というお店で恵比寿には3軒ほど展開しているようです。一階と地階にそれぞれ別店舗としてありますが、一階はワタクシが辿り着いた時には既にほぼ満席の大盛況。地下のお店はどのような状況でしょうか。

 逸る心を静めながらお店の様子を撮影し、右側の階段を下りてゆきます。壁にはモツの部位が書かれた暖簾も貼ってあり、弥が上にも飲む気が高まります。

 お店に入ると、これはなかなか複雑な形をしておりまして、ザッと見渡して辺りに『にこけん』のメンバーの姿が見えないことを確認して奥の方へと足を運ぶと、居ました居ましたお馴染みのメンツが。幹事のyochyさん楽笑さんウッチッチーさんが既に居りました。今回は7人での会ということで程ほど大きいテーブルがあてがわれて、ゆったり座ることが出来ました。我々にこけんメンバーがこよなく愛するホッピーをまずは注文するところなのですが、今回は珍しく瓶ビールで乾杯することにして注文しようとすると、濱鯨さんも到着、少し遅れて蒼龍さんぽぱいさんと瞬く間に全員が集まりました。

 メニューとしては手堅い居酒屋メニューが並んでおります。お洒落なお店が乱立するイメージの恵比寿界隈では逆に貴重な存在感を発揮しているようです。

 二本の瓶ビール(大)を飲んでいる間に早速届いたオニオンリング揚¥380。ボッテリと衣をつけて揚げた一品。そろそろホッピーに切り替えます。焼酎(特大徳¥2,050)をボトルで取りますが、この人数ですからすぐに空になります。お酒のプロであるぽぱいさんともこのお値段はいかがなものか?と話していましたが、恵比寿駅から徒歩3分という好立地、このお値段は仕方がないのかもしれませんね。

焼き鳥は盛り合わせ、5本セットで¥800、二つは塩で、一つはタレでというのは幹事のyochyさんナイスチョイスです。

 やはりにこけんですから煮込みは欠かせません、これだけ暑くなっても(大汗)。まぁ、窓を開け放した冷房の効いていないお店でしたらキツいですけれど。お味の方はといいますと、ごく定番のオーソドックスな味わい。これぞ居酒屋の煮込みという感じです。それよりも夏場には煮込みを止めてしまうというお店もあるので、そういう意味では敬意を表します。

 ボトルの焼酎を3本分ほど空けたところで、そろそろ河岸を変えようということで南側から北の方へ移動して辿り着いたのが『ぶた家』さんというお店。『Porco casa』という別館の方です。全く『にこけん』としては似つかわしくないような、否、お店に似つかわしくないような我々が闖入してしまったというべきでしょうか、なかなかお洒落なお店です。




 お店の外観を撮っていると、珍しいものを発見。A&Dのスピーカーです。AKAIが傾いた時にDiatoneが手を差し伸べて共同で出していたA&Dというブランド。SS730という型番で、調べてみるとGX COMPOというコンポに使われていたようです。A&Dはかつてワタクシも3ヘッドのカセットデッキを所有していましたが、AKAIはもともとカセットデッキが強く、Diatoneはスピーカーが強いのでこれはなかなか強力なタッグです。





 皆思い思いのドリンクを注文してまたしても乾杯。夏野菜をバーニャカウダに付けて頂きます。ルッコラも入っていて、いろいろな野菜の味が楽しめました。ニンニクは弱めです(もしかして入っていないかも)のでデート向きかもしれませんね。

 薄いクリスピーなピザも頂いて尽きることのない話をしているといつしか23時近くなってきました。そろそろみんな帰宅の時間が迫ります。恵比寿駅まで名残惜しく話しながら各々の電車に分かれて家路へと向かうのでした。