電源用トランス

TOYODEN HT2003

 先日作った7Wアンプの電源は既製品のスイッチング電源ですが、その後色々と調べているとその電源部分は自分でも作ることが出来、更に交流から直流の電源の変換自体もそれほど難しくなさそうということも判りました。色々な方式がありますがスイッチング電源は現在主流のもので、ラップトップPCや携帯電話の充電器といったものに使われているもの。皆様の家庭にオフィスに必ずと言っていいほど存在するものではないでしょうか?
思い返せば、その昔、こうしたアダプターを使って(介して)小型のラジカセなどを駆動する時に、コンセントからニョキッとというかゴロンと重いものがくっ付いていましたね。これにはトランスが使われていたリニア電源というものでこれがあると二つ口以上のコンセントを半分程を塞ぐ格好になり邪魔なものでした。その後スイッチング電源がシェアを伸ばした結果殆んどこの旧式ともいえる重いACアダプターは姿を消してしまったように見えます。かくいうワタクシの家でも探し回って、ようやく見つけることが出来ました。コンセントの口からは補助コードを介して接続してあるので他のコンセントプラグと干渉しないように配慮してあります、エヘン(^^)ゞ。
 ところがこの軽量、便利なスイッチング電源にも弱点がありノイズの発生源となるということがオーディオの世界では言われています。というか旧式のトランスを使った電源の方が音が良いということが実(まこと)しやかに言われています。そこでこちらのサイト『感電自作マニュアル』といういささかシュールなタイトルのサイト等を参考にしてとりあえず電源用のトランスを買って来ました。今回のスイッチング電源は16Vですが、16Vのトランスではロスが生じるそうなので、必要な電圧プラス5V程度の容量のものが必要ということで20Vのものを買い求めました。ラジオストア内のトヨデンというお店で"HT2003"という型番、¥683でした。20Vの0.3Aということで"HT2003"なのでしょう。

 こちらは3端子レギュレーターのJRC製7815A。うーんマニアックな領域にまた一歩踏み込んでいる気がしてきます。3本足のものというとトランジスターのような気がしますが、どうなんでしょうか?このレギュレーターの周りにコンデンサーを追加してかなりシンプルな電源回路の出来上がりだそうです。回路図はこちらです。これならばワタクシも作れそうな気がするのですが。このために前回はユニバーサル基盤を買っておいたのです。



 他にも配線材やコンデンサーなども合わせて購入。買い物を済ませてお決まりのドリンクタイム。今回は御徒町方面へ出掛けてみました。そこら辺はまた後日。