塩を買う人

 かねてから申し上げているように、様々な調味料や発酵食品などを作る楽しみを覚えてから、塩の消費量が格段に増えました。塩単体を舐めたり、調理に使うのではなく生の肉にすり込んだり(ベーコン作り)、生の魚に振り掛けたり(塩辛アンチョビへしこなど)しての仕込みに使う分が多いのですね。
 どうせ作るのならJTが販売している精製塩ではなく、にがりなどの成分を含んだ天然塩を使いたいものだとして、実家の時代に使っていた『赤穂の天塩』なども使いましたが、最近は比較的入手しやすく手頃な『瀬戸のほんじお』を使用しています。

 塩には脱水作用があるので、食材から水分を吸収・排出してくれますし、その作用を利用して腐敗を防ぐ効果があります。いま進行中のプロジェクトは、自家製の味噌を含めて5つほど。一袋1kgをこうした保存食などに利用すると、あっという間に使いきってしまうので、これぐらいの在庫がないとどうも不安にかられてしまうのです。