合羽橋にて買い出し

食器の数々

 自宅での飲み会でおでんを作る時に、昆布を大量に消費してしまいました。残り少ないところに来て、鍋底に昆布を『敷き詰めるぐらい』の量を入れて煮出しましたから通常の3・4倍は使ってしまったのです。
 ということで、翌週末の土曜日に買いだしに行くことにしました。行き先はついこの間も行った合羽橋。記事にはしておりませんが、ここのところあれ以来、何度か合羽橋に行っては、大き目のまな板を購入したり、味噌造り用のホウロウの容器(φ27cm)を買ったりという感じなのです。 ホウロウの容器はかなりお店によっての値段のバラつきがあり、定価は¥6,550らしいのですけれども(メーカーではオープン価格となっている)、ワタクシはその日暑い中を歩き回って、一応の最安値のお店を探しておいたのです。殆んどが5,000円〜4,000円台でしたが、結局ワタクシが買ったのはギリギリ4,000円台を切る¥3,970でした^^v。
 しかし、二回目に自家製の味噌を今年の春に仕込んだ時に買った同じ物は、群馬県の『カインズホーム 大泉店』だったのでしたが、その時は¥2,480でした。その後同じものを買い求めようと同じお店で探してみたのですが、見当たりません。その後も入荷することもなくどうやら人気がなかったようです。品揃えがもう少し小さいものに切り替わってしまったようです。また今回合羽橋で探して回った時に気が付いたのですけれども、このサイズより一回り小さい24cmまではそうでもないのですけれど、27cmからぐんとお高くなるのです。ですから、ワタクシが27cmのものを¥2,480で買ったときは24cmのものは¥1,780ぐらいで売られていたのですけれども、いずれにせよあれは値段設定を間違えていたんではないかと思う今日この頃なのです。
 さて、話は戻りまして昆布。従来は御徒町にある乾物屋さんで『切り出し昆布』というものを買っていました。一袋168gで¥600ほどです。宇都宮に住んでいる友人宅で飲んでいた時のこと、遅めの夕食でしたが味噌汁を作るために昆布とかつお節のだしをとっていたのですけれど、この昆布というのが実家から貰った物と言ってましたが、小さくクチャっとした見た目にも拘らず、濃厚な良いだしが引き出されたのです。その印象があまりにも強かったので、今回は根昆布というのを選んでみました。500gで¥1,575です。一瞬高いように感じますけれども、よく考えると一袋500gですから、100gあたり¥315。これを従来のものに当てはめてみると、168gですから315x1.68=529.2円と割安なのですね。
 同時に比較したのは羅臼昆布の切り端品と日高昆布の切ったもの。それぞれ値段も高くなく、魅力があったのですけれどもお店の方に聞くと、良く違いが判らないようなので歯切れの悪い回答。もう少し自分のところで売っている商品の勉強をしてもらいたいものですね。仕方がないので、先述のとおり印象深かった根昆布をチョイスしたのです。
 そこでチョイと調べてみました。昆布には幾つか種類があるよう(日本では14属45種あるそう)ですが、世界中で昆布を食用にしているのは日本と中国だけだということです。

  • 真昆布:最も代表的な良質の昆布。肉厚があり幅も広くこんぶの最高級品。上品な甘味をもち、清澄なだしがとれる。関西で好まれる傾向がある。
  • 利尻昆布:甘みもあり、真昆布に比べ、塩味があり硬い感じがする。味が濃く香りも高い透明な澄んだ出しがとれる。主にだし用。
  • 羅臼昆布:だし汁がにごるという特徴があるが、香りがよくやわらかく黄色味を帯びた濃厚でこくのあるだしがとれる。
  • 日高昆布:煮上がりが早いので、昆布巻き・煮昆布・佃煮など食べる昆布として利用される。関東以北では「だしをとるための昆布」として使用されているが、真昆布、羅臼昆布、利尻昆布と比較すると、だしの甘みが少ない昆布。

 ということで幾つかのページを検索して読んで纏めてみました。端的に言うと真昆布が最上級、次いで利尻・羅臼が続き羅臼はやや色が付いて味が濃厚なので好みが分かれること、、日高昆布は(他に比べると)だしが出難いのにもかかわらず、関東以北ではだし用にも使われているということ。関西のあの濃厚な昆布だしはやはり水(軟水)と昆布の種類が関係しているという事なんですね。そこからすると関東は硬水で昆布のだしを引き出しにくいにも拘らず、昆布の種類も出しが出難いものを使っているということになり、関西の方々からすると不思議な事をしているということになりますね。
 ついでに買って来た食器のいくつか。取り分け用の小鉢が、この間の飲み会で少なくなっている事に気が付いたので網目模様のもの¥280を購入。下にあるものは長方形の角皿。一人分の刺身など盛り付けたりするのに良さそう。また煮魚でも良いですね。グレイで落ち着いた雰囲気。その向こうに見えるのは、中華で焼き餃子や炒め物を載せるのによく使われる小判型の中皿。中華の食器って持っていなかったので欲しかったんですよね。つるっとした薄緑のシンプルなものもありましたが、どうもシンプルすぎるし自分の中のイメージにピッタリだったのはこの鳳凰の模様が付いたもの。少々手荒な扱いにも耐えられるような厚みのある造りです。〆て¥1850だったでしょうか、なかなかの良い買い物でした。
 買って来た昆布が気になって、翌日必要もないけど早速使って見ました。鍋は2L入る物で、いささか多いように思いましたが、何本かの昆布を絡めてひと纏まりにしているのですけれども、それをキッチンバサミでカットして煮出してみました。入れて直ぐはそれほどでもなかったんですけど、煮るごとにどんどん膨らんでとんでもない状態になりました。またその昆布だしの色の濃さたるや・・・!見た目ほどには味の濃さは感じませんでしたけど┐(´〜`;)┌。心配になって着色料でも使っているんじゃないかと疑いましたが、ウェブで調べてみると昆布などの海藻類には着色料の使用は認められていないようです。