干物の季節が来ました♪

自家製サンマの干物

 暑く、長い夏もようやく終わり、最近では朝夕はかなり涼しい日が、すっかり定着しました。夜の気温が20℃以下が続くようになれば、自家製干物(一夜干し)の季節到来です(喜)。折りしも秋刀魚の季節。今年の秋刀魚は今ひとつ小ぶりで脂の乗りも期待できないのですが、今は形の良いアジですとかなりの値段がしていますので、今回は秋刀魚で干物作りをスタートします。近所のスーパーで、一尾69円と格安でしたので、5本まとめてお買い上げ。一本は当日に頂くことにして、残り4本が干物用です。

 久し振りの干物作りです。とは言っても、もう既に3シーズン目に突入し、一々ウェブで情報を集めなくとも作り方は頭に入っていますし、元々シンプルなものです。魚を開いて、内臓を取り出し血を(血合いを)よく洗って、立て塩(海水程度の濃度の塩水)に1時間ほど浸け、あとはハエなどがたからない様に網かごに入れて一晩干すだけです。関東で流通しているアジの干物は殆んどが腹開きですが、ワタクシは作業のし易さ、慣れの関係で背開きに作ります。これも地方によっては背開きが当たり前のところもあるので、どちらが正解ということもありません。サンマの場合は、小田原開きといって、カマスのように、頭を開かずに、片側の身(骨のついている側)に頭を残すというやり方も多く見られますが、ワタクシはエラが取り易いので頭を割ってしまいます。エラは血や内蔵同様に腐敗しやすいものなので、本来の保存性を高めるという意味でも、キレイに取り除かねばなりません。

 今回は立て塩に浸けている時間が長くなってしまいました。他の事をしていてすっかり忘れてしまいました。身が淡白であれば短め、脂が乗っていれば長め、というのが基本です。今回は2時間近くの浸け込みでした。
 んで、出来上がったのがこんな具合。いつものように七輪に炭を熾しまして、と。去年ほど脂が乗っていないので、モウモウたる煙とは参りませんが、先日から何度か塩焼きにしたサンマよりは油の乗りが良くなってきているようです。今朝はこれで、炊き立てのご飯、自家製の糠漬け(キュウリ、キャベツ)と味噌汁(豆腐・エノキ)で正調・日本の和朝食を頂きました。ウマー(´Д`) =3