梅を干す、2回目

2011年梅干し、二回目

 ひと頃は暑さも大分落ち着き、今年の夏もこれで終わりかと思えるぐらい過ごしやすい気温が続いていましたが、ところがどっこいという感じで、再びここのところ暑い毎日が続いておりますね。そんな暑くなってきたところで本日は立秋だそうな。異常気象が毎年のように騒がれる昨今では、このような二十四節気と言われるものも、その存在意義を失いかけているのかも知れませんが、何となく秋という文字を読むとそれらしい雰囲気を望むのが人情というものでしょう。
 不安定なやや涼しい天気が続いていた先頃まではやきもきしていましたが、ここのところの快晴を待ち望んでいたのです。干し残りの梅干し作りの後半戦です。漬けるのも前半戦からは約一週間のタイムラグがあるのでじっくりと漬かって良いのですがこのまま天気が続かないのではないかという危惧はしていましたから、待ち望んだ晴れです。

 やはり18%という塩分の濃度の濃さですから、言われているようなカビの発生なども何のその( ̄ー ̄)ニヤリ。昨日は朝からじっくりと干せました。シーツも洗濯してどちらも気持ち良いほどに乾いていきます。さすがに濃い目の紫蘇の液に漬けておいたので、前回のものよりは発色が良くなっているのが判ります(嬉)。

 縦で撮ったもの。ベランダの狭い手すり部分の台で広げて干しているので、こちらの方が見やすいかも知れませんね。前回の干した経験で判ったことは、指で摘(つま)んでもプヨっとしたものが食べても美味しく、どこかガシッと掴めるようなものはそこがガリっとした食感の強いものであり、あまり美味しくはないこと。どうやら梅の熟し具合というか色が黄色くなっているだけでなく、柔らかくなったものがそういった条件に当てはまる美味しいものになっているようです。これは来年の注意点になりますね。

 この真ん中にあるようないかにも硬そうな果肉のものはペケということです。昨日放送の『男子ごはん』では一ヶ月前に仕込んだ梅干しを引っ張り出してきていましたが、あれではなぁと。随分とザックリした作り方で、しかも青梅のまま乱雑に仕込んで、そのまま紫蘇まで入れて放っておくなどというやり方で美味しく出来るのなら…(-_-;)と思っていましたが、案の定シワシワの加減がどうにも、ねぇ。
 前回干した前半戦のものは、白加賀という品種で、今回干したものは殆どが南高梅*1で、数えると90個はありました。前回が120個ぐらいあり、お裾分けと、毎日食べるので消費した分が30個ぐらいなので、残り180個ぐらいです。

 それと同時に漬け込んだ紫蘇も広げて干し、これはカラカラに干して『ゆかり』というものになるそうです。それはともかく、ワタクシの楽しみにしているものは残った赤紫蘇の梅酢。これをまた利用してあるものを作るプロジェクトが開始されたのです。そこらへんは後日公開(^-^)ゝ。
 と、上手く干せたなぁと思ったら突然の豪雨で、昨日はビックリしましたね。ノンビリと昼寝していたらバタバタバタと何事かと思うような勢いで降り始めた雨。急いで取り込んで事なきを得ましたが。

*1:幾つか白加賀が混入していたらしいけれど